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死ぬのが怖い話

ここ数日、猛烈な恐怖感に苛まれている。
そしてそれは「死」に対する恐怖だ。
大学のテストに向かう行きの電車で突然浮かんできた。
いつか必ず誰かが死ぬという当たり前の事実が突然ものすごく怖くなった。
そして何も手につかなくなってしまった。
なんとかテストは乗り越えたものの、そこから今の今まで恐怖感は無くなってはいない。

生まれてきた以上必ず訪れ、誰もが例外なく経験することになる死。
いつかは自分も死んでしまう。
家族も友人も好きな人も憧れの人も。
なのに、死について僕たちが知っていることはほとんどない。
死ぬってなんなんだろう。どんな感覚なんだろう。
死んだらどうなるんだろう。
苦しんで死にたくないな。
いや、苦しかろうがなかろうが死にたくないな。
死にたくない。死ぬのが怖い。生きていたい。
そんな気持ちがずっと渦巻いている。
昨日の夜なんかは1時間くらいずっと泣いてしまっていた。
どれだけ怖がっても、どれだけ抗っても、それでも誰の身にもいつか必ず訪れるという変えようがない事実であることに、さらに怖くなった。

死ぬのが怖いという気持ちが強まるにつれ、生きたいという気持ちと、そして生きるのが怖いという気持ちも少し芽生えてきた。
だって生きることは死への抵抗なんかではなく、死への前進だからだ。
生きれば生きるほど、死に近づいていく。
やっぱり怖い。どうしたらいいのだろう。僕は死にたくない。

まだ20歳の僕が、死について考え苦しむことはおかしいことなのかもしれない。
僕はまだまだ死ぬつもりはないし、人生これからだろう。
今はむしろ死ぬことよりも、どうやって生きていくかについて考えなければいけないはずだ。
だけれども、突然訪れてしまったこの恐怖心を簡単に晴らすことができない。
おそらくこの恐怖心は近頃抱え込んでいる将来への不安が、増幅して姿を変えて現れたものだろうと思う。
どうやって生きていくかとどうやって死ぬのかは繋がっているからだ。
まだ死ぬことについては考えたくない。
ただ全力で生きていきたい。
でもその先には死が待っている。
得体の知れない「死」が。


考えたくないのに、考えてしまう。
こんなとき考えすぎの性格を治したいなと心から思う。
きっと誰かに相談したら「そんなの考えても仕方ないよ」と言われてしまうだろう。
考えても仕方ないことばかりを考えて1人で苦しむ自分が嫌になる。
そしてそれを分かち合えるような人が周りにいないことが事態を悪化させているような気がする。
結局、自分は孤独に苛まれ続けている。
死にたくない。1人で死にたくない。1人で生きたくない。
誰かと生きたい。みんなで生きたい。



みなさんの考えや意見も聞いてみたいので、ぜひコメントお願いします。





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