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- 創立21年目、チームは誰のもの? -

こんにちは、Taiseiです。今回は、創立20周年を迎えた社会人サッカーチームについて、改めて社会人チームの存在意義とは?を考えた内容になります。

某スポーツ関連会社に勤め、某社会人サッカークラブで企画/運営をしながら、スポーツの本質的な価値とクラブチームが成せる唯一無二の価値に魅了され、それらを通じて関係する人々がお互いに協力し合って日々成長し、より豊かな明日を過ごせる、そんな人々をつなぐライフプラットフォームのような共育の場を創ろうとしている者です。

チームは誰のもの?

我々が所属する「日本サッカー協会:第一種登録チーム」ですが、プロチーム、企業チーム、大学の部活動とその関連チーム、Jリーグを掲げるチーム、競技志向のチーム、趣味嗜好のチームなどなど、多種多様なチームが存在し、それぞれのカテゴリーで活動しています。(以下、日本サッカーのカテゴリーピラミッド:JFL オフィシャルwebサイトより)

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我々のチームも昨年で創立20周年、継続的にメンバーも増え、ありがたいことに幅広いバックグラウンドと年齢層を持つ一つの大きなコミュニティとなり、サッカーだけでなく、進学、就職、転職、結婚、出産、離婚、などなど、それぞれのライフイベントでお互いが影響しあえるチームになりました。

そんな中、仕事がらJリーグチームやJを目指すチームなど多くのチーム関係者と関わる中で、「チームっていったい誰のものなんだろう」ということを、よく考えさせられます。

誰のもの、というよりは誰に比重を置くのか、でしょうか。

多くの人が関われば関わるほど、沢山の「想い」が出てきて、それらが「制約」としてぶつかった際に「どの想いにより応えるか」によって変わるのだろうと思います。

オーナーの「想い」、スポンサーの「想い」、ファンの「想い」、選手や監督の「想い」、その他関係者の「想い」、一致すればいいですが、利害関係者が増えれば増えるほど一致は難しくなりますね。

社会人サッカー

大事なのは、「どういうクラブなのか」

ありきたりですが、岡田さんもおっしゃっている通り、大事なのは何よりも「そのチームが何を大事にしているのか、存在価値(誰にどんな価値を提供しているか)は何か」というところだと思います。

フィロソフィーとは、「このクラブは、どういうクラブなのか」という哲学であり、クラブの根幹。このフィロソフィーをただ掲げるだけでなく、チームの中に文化として根づいたときが、本当の意味での「自立した選手による自律したチーム」が生まれる。

創立から20年、我々がずっと大事にしてきたことは、

・サッカーを通じて、人間形成・成長が出来るクラブであること
・地域に根ざし、関係者や地域に貢献し続けられるクラブであること

ということで、まずは共感して入ってくれた「メンバーの想い」を特に大事に活動してきました。そしてこれからも「変わらぬ価値」として、この点は大事にしていきたいと思います。

具体的な部分は、備忘・整理も込めてどこかでまた書き留めておきたいと思いますが、チームとしての規模やカテゴリーは違えど、チームの在り方としてとても気に入っている記事が二つあるので載せておきたいと思います。

プロを目指しJを掲げるチームが全国各地で出てきていますが、チームの目標が明確でインパクトがあるものの、多くのチームがその過程で様々な制約に葛藤していると思います。当初の選手や監督はごそっと入れ替わり、小さく支えてくれていたスポンサーもより大きなスポンサーに傾斜具合が変わっていき、「チームが主体で”収益・結果”が大事」という構図にならざるを得ないのが現状だと感じます。そんな中で、それらとは違った「価値」を大事にしているチームの記事は非常に興味深いものです。

様々なチームが存在する中で、根底にあるフィロソフィーの合うチーム同士が、それぞれ持っている「価値」を補完し合いながら、お互いの価値を最大化していく、そういう関係も出来てくるといいのではと感じます。

チームとしても成人を迎え、今まで培ってきた我々の「価値」を大事に、クラブチームの本質を追求し、我々にしかできない唯一無二の存在として、今いる位置から少しでも貢献できる範囲を広げていければと思っています。

では、また。


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