日欧相似説
前回、AD神話説について書いている時「こんなのもあった」と思い出したのが「日欧相似説」。
多分大学生の頃考えた。高校ではなかったと思う。いずれにしろ今から35年以上前。それでもまだ記憶している。覚えやすいしその後何度も「使った」から。
文字通り日本と欧州の歴史を強引に括りつけたもの。年代順に
応神天皇 クロヴィス
聖徳太子 グレゴリウス一世
仏教伝来 キリスト教布教
桓武天皇 カール大帝
王朝文化 ロマネスク文化
武士 騎士
院政 カノッサの屈辱
鎌倉仏教 スコラ哲学
親鸞 トマスアキナス
戦国時代 宗教改革
倭寇 大航海
豊臣秀吉 エリザベス女王
関孝和 ニュートン
近松門左衛門 シェークスピア
蘭学 科学
国学 ロマン主義
中には桓武天皇≒カール大帝のように最初の「カ」だけでこじつけたもの、百年以上ズレてるものもあるがご愛敬。
自分は大学受験で世界史を選択したが、日本の歴史は日常生活や観光で触れるため社会人になってもその知識は自然と蓄積した。一方、世界史の知識は凄い勢いで忘れる。所詮は受験用。たまに書籍で「そうそうこれ勉強した」と思い出す程度。
この説が頭にあると、日本の歴史に接してる際に「その時欧州では」とフト思い出したり、逆に、欧州の本や映画を観てる時「その時日本では」とイメージが浮かんだりする。するとなぜかコンテンツへの「実感」が増す。
一種の記憶術。ただ欧州以外の歴史とはこじつけでもしっくりこなかった。
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