ウズベキスタン旅行 2日目
朝食~移動
朝8時頃に起きてホテルで朝食を食べた。他の国だとこの価格帯のホテルは朝食無しが多いのだけどもかなりちゃんとした朝食が付いていて驚いた。
朝食を食べた後は歩道橋を渡って駅の方に。
駅前からバスに乗ってメトロの駅まで移動。
バスはVISAタッチに対応していて乗る時にタッチするものだと思ったのだけどどうやらバスによって異なる様子?降りる時にタッチしている人もいれば、その後乗ったバスでは乗務員のおばちゃんがいておばちゃんにクレカを渡してタッチしてもらうということもあった。
メトロの駅で切符を買って構内へ。電車はどこまで乗っても一律価格で24円ほど。非常に安い。QRコードの付いた紙が発券されて改札で読み取ったらすぐに捨てる感じ。バスがVISAタッチで乗れるのだから電車もそうしてくれればいいのにと思った。
駅構内は駅にもよるが内装が豪華な駅もある。最初に入った駅はそうでもなかったけどシャンデリアがあるのは珍しいかなと。
そして電車に乗り込み5,6駅ほど乗ってチョルスー・バザールのあるチョルスー駅へ。
チョルスー・バザール
チョルスー・バザールはタシュケントの中で最大のマーケットであり、食料品・衣類・食器などが売られている市民の台所的な存在だ。
このようにドーム状の建物になっていて1階部分では肉や惣菜などが売られている。
そして2階部分では豆やスパイスなどの乾物が主に売られている。
基本的に測り売りで眺めていると呼びかけられて一粒味見させてくれる。
キロ売りか500g売りが主なので旅行者が買うにはかなりハードルが高い…。
街ブラ
チョルスー・バザールを見た後は街ブラを。結構時間が余っていたので宿の近くまで歩けるだけ歩くことにした。ここからは撮ったスナップを何枚か紹介。
昼食
昼食は焼いた肉の串(シャシリク)を食べた買ったのだけども適当に店に入ったところ品切れだったので別の肉を頼んだ。
牛肉の煮込みはホロホロと崩れる食感で思っていたより美味しかった。チキンラップも不味くはなかったが少しマヨネーズが多すぎる感じ。点数的にはどれも60点くらいかな。
街ブラ再開
食事を終えた後は再び街歩きへ
夜行列車へ
散歩をしていると大分ちょうどいい時間になってきたので途中地点でバスに乗ってタシュケント南駅へ。一度宿に戻ってスーツケースをピックアップし、駅で事前にネットで購入した乗車券を見せ、荷物検査を経て駅構内へ。
駅構内は広いもののほとんど何もなく簡易的な売店とトイレなどがあるのみ。とりあえず水2リットルと夕食用のパンを2つ購入して夜行列車へ。
16時半タシュケント発で目的地のヒヴァは翌朝7時着の予定。約15時間の長旅がこれから始まる。しかも夜行寝台列車は人生初。
購入したのは4人1部屋の二等車。一等車は2人1部屋らしい。
下段に2人寝れるようになっており上段に2人寝られる仕様となっている。
今回事前に下段はベッドを持ち上げてベッド下にスーツケースなどを入れられることを調べて知っていたので下段の左側を抑えた。隣のシートにはウズベキスタン人のおっちゃん、上段にはウズベキスタン人の若者2人が座っていて日本から来たよというと若者のうち1人が困ったことがあったら聞いてねとGoogle翻訳を見せてくれた。男相手でも優しくてありがたい。
そしていざ出発。出発したと思ったら極めて暑い。とりあえず横になってiPadに入れてきた漫画を読むものの非常に暑くて辛い。買ってきた水を飲むもののこのペースで飲み続けたら2リットル飲み切って後の自分が苦しむのでは…?と思いなかなか手が進まない。とりあえず再び横になって考えるのをやめた。やめようと思ったら隣に座っていたウズベキスタンのおっちゃんとその友達が絡んできて写真を撮ってよー!と言われたので撮ってあげた。
そうこうしていると右のおっちゃんがいる隣のコンパートメントに呼ばれて他のおっちゃんたちと一緒にお茶を飲ませてくれた。本当にウズベキスタン人は人懐っこくて優しいなあと思ったのだが、これはまだ序章だった。
お茶をご馳走になり適当にラフマット(ありがとう!!)と言って再び自席に戻り駅で買ったサモサを食べる。サモサ以外にハンバーガーも買ったが砂漠に2日間放置したみたいなパサパサ度合いで水分を一気に失った。かつ味があまりしなかった。
まあ普段晩飯あまり食べないしこんなもんかなと思っていると先程のおっちゃんが戻ってきて急に何かを手渡してきた。何事かと思い見てみるとナンに挟まったチキンだった。ヤポーニャ、美味いから食えと。
ありがたく頂いたがタレの味もいいし何よりチキンがホロホロで美味しかった。ほんとこの人優しいなーと思い余韻に浸る間もなくまたおっちゃんに呼ばれて隣のコンパートメントへ。
行ってみると丸鶏一羽が解体されていてチキンパーティーの最中だった。
そして再びお茶をくれ、お茶をくれたと思ったらまたチキンをくれ、チキンをくれたと思ったらウォッカ飲むか?こうやって一気に飲むんだ。とレクチャーしてくれて一気に飲んだ。ちょうど入国してから一滴も酒を飲んでいなかったのでかなり美味かった。ウォッカを一気に飲むとお前いいなあと更にヨーグルト酒みたいなものも出してくれた。癖があるかと思いきやただの発酵したヨーグルトという感じで割と美味しかったと思う。
その後もいらないと言っているのにサモサを食べさせてくれ、その雰囲気が亡くなった祖父母と重なり懐かしくなった。
おっちゃんたちとは程々に切り上げてほな寝るわと自分の席に戻って漫画を少し読んで寝た。おっちゃんたちとは途中のウルゲンチで別れて1人残されたコンパートメントでヒヴァへ。
こんにちわとありがとうしかウズベク語を話せない見知らぬ外国人に優しくしてくれるウズベキスタン人の優しさは凄い。こうして1人精神を殺して15時間乗り切る覚悟だった夜行列車は思った以上に楽しく思い出深い時間になったのであった。