カタカナ語4
【一般常識問題13】
《カタカナ語4》
次の「カタカナ語」について、あ~かのおおよその意味を答えよ。
あ、インフラ
い、インバウンド
う、インセンティブ
え、インフルエンサー
お、インプレッション
か、インスピレーション
【一般常識解答13】
あ、産業や生活の基盤となる施設
い、訪日外国人観光客
う、成果報酬
え、社会に対して大きな影響力を持つ人物
お、広告が表示された回数
か、ひらめき、思いつき
【一般常識解説13】
インフラとは、英語の「下部構造(infrastructure)」で、産業や生活の基盤となる施設を意味します。狭い意味では道路・鉄道・上下水道・送電網・港湾・ダム・通信施設など、広い意味では学校・病院・公園・福祉施設などを指します。多くの場合「整備する」という言葉と対になって使われ、名詞化して「インフラ整備」と使われる場合もあります。
インバウンドとは、英語の「内向きの(inbound)」で、主に日本の観光業界において「外国人の日本旅行」「訪日外国人観光客」という意味で用いられます。インバウンド消費、インバウンド需要などと使われます。なお、一般企業においては、顧客が自発的に企業に接触してくることをインバウンドといいます。
インセンティブとは、英語の「動機(incentive)」で、成果報酬と呼ばれる、一般的に営業や販売の仕事をする人向けの成果に応じて基本給以外に報酬がもらえる制度を意味します。似た言葉にモチベーションがありますが、インセンティブが外発的な動機づけであるのに対して、モチベーションは内発的な動機づけを指します。
インフルエンサーとは、英語の「影響力がある人(influencer)」で、社会に対して大きな影響力を持つ人物を意味します。芸能人やスポーツ選手などに加え、bloggerやYouTuberやInstagrammerなども含まれます。インフルエンサーが特定の商品やサービスを紹介して消費者の購買行動に影響を与える手法をインフルエンサーマーケティングといいます。似た言葉にステマ(ステルスマーケティング)がありますが、インフルエンサーマーケティングは「PR」や「記事広告」といった形で広告宣伝であることを分かりやすく明記して宣伝することを指すのに対して、ステマは企業から報酬を受け取っているにも関わらず広告宣伝であることを隠して特定の商品を宣伝することを指します。
インプレッションとは、英語の「印象(impression)」で、ネット広告において、広告が表示された回数を意味します。「IMP」と略されることもあります。
インスピレーションとは、英語の「霊感(inspiration)」で、ひらめきや思いつきを意味します。時間かけて考えついたり人に教えてもらったりするのではなく、天から舞い降りてきたかのように突然思い浮かぶ考えで、「ピンときた」「降ってきた」という感覚がインスピレーションです。「インスピレーションが湧く」と使われますが、何もないところから湧き上がるのであって沸騰するわけではないので、沸くという漢字は使いません。