土曜の朝は新宿歌舞伎町へGO!
土曜日は出庫してすぐに歌舞伎町に向かっていました。以前ほどではないにしても、今も眠らない街に変わりはないのです。僕にとって、土曜の朝の歌舞伎町は鉄板の稼ぎ場所でした。歌舞伎町に到着してまず探すのは、朝まで飲んでいて帰ろうとする人たちです。男性客ばかりか、ホストクラブで飲んでいた女性客も狙い目です。ホストクラブはほぼ24時間やっているので、朝の8時、9時あたりでも女性客が普通に出てきます。特においしいのはOL族です。ホストクラブ客の中で最も割合の高いお水系や風俗系は1メーター程度の距離に住んでいるケースがほとんどですが、OLだと東京23区外や埼玉まで送るパターンがよく出ます。ただ、多くはやはり水商売系の短距離客ですので、彼女たちをいかに多くこなすかも勝負どころとなります。
他方、平日の朝は歌舞伎町の中には乗り込みません。行けばおそらく、朝まで飲み明かし、タクシーで帰宅しようとするお客さんを拾えますが、よく東京の西側、例えば西武新宿線の中井とか新井薬師方面のお客さんにあたることが多々ありました。実はそういったお客さんを乗せると困ったことになるのです。平日の朝は西側の地域から都心に入ってくる道路、たとえば青梅街道、甲州街道あたりは間違いなく渋滞しています。新井薬師から歌舞伎町に戻るのに、土日なら10数分ですが、平日だと最低30分は考えておく必要があります。午前中の時間帯はいかに数をこなすかが勝負なので、平日の朝は歌舞伎町を捨て、乗車回数のこなせる丸の内方面を目指すことに決めていました。そして昼頃からは新宿、渋谷、青山、銀座といった華やかな街の表通りに回します。昼頃からショッピング客が増え、街が全体的に動き始めるからです。