行先は念を押して確認せよ!
タクシー運転手のミスで意外と多いのが、行先の誤認です。特に酔っ払い客はロレツが回らず、車内ですぐに寝入ってしまうので、乗車の際にしっかり確認しておかないとダメです。
僕の同僚の話ですが、平日の夜、泥酔している会社員を荻窪で拾ったそうです。「とりあえずまっすぐ」という指示を受け、環八を北に走らせていると「松戸まで行ってくれ」と声がかかりました。その後お客さんは寝入ってしまったので、そのまま直進して松戸に向かい、そろそろ到着しそうなときに声をかけると、窓の外を見渡したお客さんは完全に戸惑っている様子。結局のところ、松戸でなく、環八沿いにすぐあったマクド(マクドナルド)行ってほしかったとのことでした。その後Uターンしてマクドに届けましたが、その往復の乗車料金3万円ほどは身銭を切る形になります。もっともこの一件は、後から会社に事情を話したところ、会社が費用を持ってくれることになったそうです。
お客さんから行き先を聞いたら、復唱を徹底しないと、とんでもないことになりかねません。タクシー会社の講習会で聞いた話では、北区の王子(おおじ)と江東区の大島(おおじま)を間違えたケースもあったそうです。僕も、お客さんには「○○ですね」と念入りに確認するようにしていました。