道を知らない新人タクシー運転手のトリセツ
この度は、タクシーをご利用いただき
誠にありがとうございます。
こちらでは、相性の悪いタクシー運転手と出会うあなたへ
個性豊かなタクシー運転手の取扱方法をご説明してまいります。
タクシーは、乗るまでどんな運転手に出会うか分かりません。
ご不便、不愉快、苛立ち等起こしませぬよう
しっかりとお読みください。
この説明書に書いてあることを読めば、
道を知らないタクシー運転手に出会っても絶対に安心できる
ということはございません。
ご了承ください。
道を知らない新人タクシー運転手
ベテランに見える運転手
ベテランに見えるタクシー運転手でも、道が全く分からない可能性があります。
50代でも新人運転手は全てをお客様の指示に頼ることがございます。
ゴメンナサイ。
でもタクシーでは新人だとしても、実はすごい経歴をもった人かもしれません。
あなたにとって良い出会いになるかもしれません。優しく接してください。
最後に「頑張ってください!」と一言掛けてくださると、
失敗しても次は頑張ろうと前向きになります。
六本木を知らない六本木のタクシー
六本木周辺で走っているタクシーなのに、六本木周辺の道が全く分からない運転手もいます。
「六本木走ってんじゃねぇーよ!」と思うかもしれません。
ゴメンナサイ。
その、“分からなくても飛び込む勇気”が、いずれ道を完璧に知ることになります。
たった一人、誰も助けてくれない東京の大海原へ挑んでいくその勇気を讃えてくれると喜びます。
人間、最初は何も分からないところからのスタートです。
その運転手の勇気に、コーヒー代くらいでもチップを頂けると、
それだけで大海原を生き延びれます。
もし上記ような運転手に出会ったら、
この記事を思い出して、優しく接してあげてください。
変な地域だけ知っている運転手
タクシー運転手なら知っておくべき都内の道は全く知らないのに
意外と、変な地域だけ詳しい運転手がいます。
それは、その地域に住んでいたか、今も住んでいるからです。
「この地域に詳しい運転手は初めて出会ったよ」と、
住んでいたらなあたりまえという事実は一旦置いといて、
その地域に詳しいことをとことん褒めてあげてください。
もっと他の地域の道も覚えたくなります。
もしも、あなたが乗ったタクシーの運転手が道を間違っても
お客様の大事な用に穴を空けてご迷惑でない限りは受け入れてくれると
助かります。
本当は、泣きそうなくらい申し訳なく思っています。
20年以上のベテランでも全てを把握するのは難しいと言われています。
新人なら尚更です。
たまに、乗ってすぐに「新人ですが、、、」という運転手がいます。
それは、責任逃れをしたい訳ではなく、急いでいるお客様であった場合、余計な時間を使う可能性があることをご了承いただきたくお伝えしています。
知っているフリをする運転手
本当は知らない道を知っているフリをする運転手もいます。
プライドが邪魔して、「知りません」と言えない運転手もいます。
でも、本当に知らないわけではなく、
本当は知っている道を思い出せかっただけの場合もあります。
何通りも道があるので、一つくらい忘れることはあります。
すぐにお客様の言うことを聞く運転手
新人をいいことに上から接する態度にならないでね。
左折しかできないレーンにいるのに「違反してでも真っ直ぐ行け」と言われてもし違反で取り締まられたらお客様の料金の十倍ほどの罰則金が待っています。
新人は、常に緊張しています。
自分とは関係ないクラクションにビックリしてしまいます。
自分は悪くないのに。
あなたのお陰で成長できる運転手
たまには、新人にすべてを任せてみてください。
「あなたの判断に任せるよ」
と、頼っていただいたその経験が、
責任感を持ち、自信を大きくすることに繋がります。
今後も、不愉快な思いや、苛立つこともあると思いますが
どうぞ宜しくお願いいたします。
当noteで運営しているマガジン
では
あなたが体験した誰かに話したい
「感動したタクシー体験談」
「ムカつくタクシー体験談」
「驚きのタクシー体験談」
を募集しています。
ぜひ、あなたのタクシー体験を教えてください。
あなたの体験談が日本を面白くするエンタメに変わるかもしれません。
次のエンタメはタクシーから生まれる。