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【歩合制給料】稼げる人と稼げない人の違い。東京のタクシードライバー

みなさん、こんにちは。
タクシーチャンネルのげん太です。

東京のタクシードライバーは歩合給で働いています。本日は歩合制の東京タクシードライバーの仕事で稼げる人と稼げない人の違いを書いていきます。この記事を参考にして稼げる人が1人でも増えてくれたら嬉しいなと思っています。今日は10/28(月)ですがこれから年末にかけて、さらに忙しくなっていきます。ぜひ参考にして少しでも稼ぎをアップさせてください。

過去の成功体験よりも今の時間単価


東京のタクシードライバーで稼げる人は、1時間あたりの目標売り上げ金額を必ず追いかけています。昼の時間帯であれば4,500円以上、夜の時間帯であれば7,500円以上です。毎時間、この売上を必ず超えることができるほどの市場性が東京にはあるので、タクシーで稼ぐ人はどの時間帯にどこにいたら効率的に売り上げが上がるかを常に考えています。(日曜日と祝日は少し時間単価や売上形成の仕方が異なります)1日の売り上げの見直しを積極的に行っていて、「無駄な動きがなかったか」「もっと売り上げを上げるにはどうしたら良いか」を分析して次の出番にいかしています。

一方、稼げない人は、過去に出たロングのお客さまの記憶にとりつかれて仕事をしています。3ヶ月前にたまたま出た2万収(メーター料金が20,000円以上)がもう一度出ないかな…と同じ場所に車を止めて客待ちをしています。タクシーの仕事は、曜日や時間帯、需要と供給によって営業方法を大きく変えて仕事を組み立てていきます。天気の変化や景気の波もあります。一度ロングが出たからといって二度目があるとも限りません。過去のタクシー経験は知識にはなりますが、同じ営業方法(過去の成功体験)に固執すると稼げなくなります。常に変化しながら今最適な営業は何かを考えて行動できる人は稼げる人になっています。ちなみに最近、タクシーは稼げなくなっているのでは?と思う人は努力が足りないというか営業力不足です。または会社選びを間違えていると思います。昔からしっかり営業スキルがあって会社選びをしっかりやっている人はどの時代でもしっかり稼ぎ切れています。昨日は平日、私の営業所の1台あたりの平均売上は、かつてコロナ前の年末繁忙期(年で一番忙しい日)くらいあります。良い市場環境はあるので、これから東京のタクシーを目指す人にはぜひ稼げる人を目指して共に頑張ってほしいです。

苦手なエリアでも積極的に営業をする


東京23区武蔵野三鷹という広大なエリアでタクシーの仕事をしていると、苦手なエリアもあるでしょう。(営業所の近くは得意…はよくあるあるですが売上形成には良くない)タクシードライバーの仕事は乗ってきたお客さまに行き先を聞くので、自分が苦手なエリアにお客さまをお送りすることがあります。そんな時、稼げる人は苦手なエリアでも積極的にお客さまを乗せています。逆に稼げない人は苦手なエリアでは回送にしたり、飲食店やコンビニに車を入れて食事をしています。(苦手なエリアでの営業を避けている)

食事をすることの悪い点は、その食事休憩が計画的なものではなく、苦手なエリアに行ったから一服するかといったランダムで発生する休憩になってしまうことです。もし苦手なエリアに行かなければ休憩することなく働いていたのであれば、売り上げが下がるのも当然です。歩合制の給料で働いているタクシードライバーは売り上げが下がれば、給料も下がっていきます。稼ぐ時間、休む時間をきっちり分けて稼ぐ時間は営業区域内であれば狩場を大きく捉えて、なるべく多くのお客さまを乗せていくといいと思います。

苦手なエリアでも積極的にお客さまをお乗せするようにしてください。
(稼げていない人はこれをやれば本当に月収は上がります)

トレンドに左右されず、自分の足で情報を取りにいく


東京のタクシードライバーは現場職で、ブルーワーカーです。机上の空論やネットの情報だけでは、全く稼げないことに気付くでしょう。現場では意外と泥臭く、コツコツと売り上げを積み上げる仕事です。昔からずっとそうですが稼げる人たちは現場職、ブルーワーカー職の攻略法に気付いている人たちです。彼らが大切にするのは「実際に足を動かすこと」「よりリアルを信じる」「人や会社との信用を大事にすること」です。逆に稼げない人たちはインターネットのキャッチなサムネイルだとか、耳障りの良い高待遇だとかに騙されています。稼げる?稼げない?といったトレンドにも流されているように見えます。

できるだけ自分が実際にやって情報を取っていくことや、リアルでの人の繋がり(信用できる人の情報)を信じた方が月収の上昇につながります。タクシー業界には、今まで出会ったことがないような大クセがある人も働いていている業界です。ひとりで仕事をするだけではなく、いい人だけと協働をするべきです。自分が本当に稼ぎたいならば、相手も自分もwin-winになる同業者と一緒にいるとタイムリーな情報や他社の営業面での強みもシェアすることができます。この人だという仕事仲間がいれば、先に自分が持っているものを与えることが大切です。私は6年間、仕事仲間とそうやって過ごしてきました。周りの仲間のほとんどが年収700万円以上でストレスなく、月11乗務、たまに月12乗務とかで働いています。稼ぎたい人はより出番数を増やして年収800万円以上を継続しています。この業界の特徴として、いい仕事仲間は総じて目立っていません。地道に自分のスキルを見直しています。日々コツコツ改善をしながら仕事をしています。大局はおさえていますが、短期的なトレンドには左右されず、悪いときでも我慢強く売上を追っています

稼げる人は、実際に自分でやってみた情報を蓄積します。我慢強く地道に仕事をしています。これは東京のタクシードライバーという仕事で成功するためには必要な要素です。

教官になること、寮に住み続けることで成長は止まる


稼げる人は売り上げの高い人たちと、仕事仲間として薄くつながりを持っています。または完全な孤独で仕事をしています。濃いつながりだとか、〇〇会などネットで仲良さそうにしているのは、エセ(よく見せているだけ)なのかなと思っています。なぜならタクシーの仕事で本当に稼ぎたいと思った時、コミュニティの存在を明かす理由(メリット)がないからです。きちんと稼いでいる人というのは、誰かに承認されようとは思っていなくて、お金と時間をしっかり確保してさらに生活を豊かにするため、次の勉強や挑戦をしています。そういう人は周りにいますがやはり全く目立っていません。

逆に稼げないタクシードライバーが誰と話すかというと「新人」です。自分よりも後から入ってきた新人たちに自分の知識を見せびらかしたり、昔はこうだったから〇〇やれみたいなことを上から言ってきます。添乗教官になる人にも一定数このパターンの人がいます。良い教官も多いですが、自慢や過去の武勇伝を聞かされるだけの教官はもっと多いです。(教官をするよりも現場でタクシーをやっていた方が給料はいい)教官として教えることでドライバーとしてさらに成長できる人がいる一方で、そうではなく態度だけ偉そうになっていく人もいます。私は、東京のタクシー業界に6年前拾ってもらって生活が大幅に豊かになった人間です。循環とか恩返しといった面からこれからの人を育てることも大事かなと思っていますが、できるだけ教官(特に添乗教官)にはならずに現場で自分の稼ぎにがめつくヒリヒリした状態で過ごしたいです。

また、会社の寮に住むことも注意が必要です。タクシー会社の寮は従業員の福利厚生のためではなく、地方から働き手を集める策のひとつです。(そうしないと人が辞めていて人が集まらないため)実際に人が辞めにくい東京のタクシー会社は寮を用意していないです。タクシー会社の社員寮は、事情があってどうしてもということであれば仕方がないですが、寮に入らないで自力で賃貸を借りるとか家から通う工夫をした方が年収面、勤続年数で大きく報われるでしょう。6年半前、私が最初の半年間寮に住んでいたので分かりますが、タクシー会社の寮はシンプルに家賃が高いですし、社会人として問題がある人や、勤労意識の低い人が住んでいます。寮の部屋の中で病気になる人やダニに食われて病院へいった人もいます。家賃は給料から天引きされるので自活をしてより豊かになりたいというモチベーションが低い人がどうしても多くなっています。(寮なのに欠勤が多い人もいます)一度寮に入って住所を会社に握られてしまうと二種免許費用や入社祝い金の2年縛りもあって退職、転職できなくなるのは会社選びの難しさのうちのひとつです。未経験者にとって良く見える待遇の裏には必ず何かがあります。

タクシー会社が良い会社ではない。だから従業員が辞める。地方から何も知らない人を採用しようとして寮を用意。入社後しばらくして会社の悪さに気付いてモチベ壊滅。勤労意欲が低く売上も低い…会社の雰囲気どんより…みたいなサイクルがよくある営業所の感じです。

タクシー会社ではなく一般企業(特に大企業)の寮は、終身雇用で長く働く人の住宅(特に若年層独身者向け)を格安で提供するという福利厚生です。その一方でタクシー会社の寮は、高齢の独身者で(身寄りがなく)民間の賃貸では借りられない人も含めてタクシー会社の寮に住居を求めている側面があります。だから一度寮に入ったら出て行かないです。次、賃貸物件を借りられる保証がどこにもないですから。私が入った寮を見ていてそう思いました。

東京のタクシーはお金とプライベートの時間を追求できる仕事

私は6年間で多くの東京のタクシードライバーを見てきました。同じ仕事をしていても稼げる人と稼げない人がいます。稼げる人と稼げない人では、何が違うのかピンポイントで記事にしました。良かったらYouTubeでも稼げる方法を解説しているので見てみて下さい。(タクシーチャンネルげん太というチャンネル名で私が話して私が編集しているチャンネルです)note記事をよんでくれた人の売上が向上して、月収が上がることを願っています。これからの人は会社選びからです。最初で外すと終わりなのでしっかり吟味するようにして下さい。面接は普通に落ちますが、事前に準備と対策(志望理由、運転免許履歴、健康面、身元保証人など)をすることがとても大切です。

東京のタクシーは肉体労働というよりは「頭脳労働」です。稼げない人は選択を間違っていることが多いです。東京のタクシードライバーは自分がやった分、きちんとお金と時間(プライベートの時間)で報われる仕事ですが、努力の前に正しい選択があると思っています。それと会社が私たち従業員に教育や研修を含めて何かをしてくれる(特に稼ぎ方を教えてくれる)と期待するのはやめた方が良いです。東京のタクシー業界で稼げている人のほとんどは、「会社は私たちをうまく利用しているし、私たちドライバーも会社をうまく利用する」という面があることを理解しています。タクシー会社とドライバーは持ちつ持たれつですが決して会社の言いなりにならないこと、会社に過度な期待をしないこと、稼げる営業スキルと情報を自分で持つことがより大切になっています。

今回も長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。

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また次の記事でお会いしましょう。

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