東京タクシードライバー月毎の攻略
みなさん、こんにちは。
タクシーチャンネルのげん太です。
本日は、東京のタクシードライバーで稼ぐための月毎、月別攻略です。
各月の特徴と需要傾向を△、○、◎で表しています。わたしはnoteをフォローしてくれている人の売上や月収が増えて欲しいなと思っています。
1月の特徴:年始は動き出しが鈍いが中旬頃から需要が戻り始める
1月の需要:上旬△、中旬○、下旬○
年始は動き出しが鈍いが中旬頃から需要が戻り始めます。企業の初詣で「神田明神」を経由する案件や年始の挨拶で日中、夜、新年会に動くサラリーマンのいる大手町や新橋、日比谷などは狙い目です。
2月の特徴:1年の中で最も売上が低いとされている月
2月の需要:上旬△、中旬○、下旬△
1年の中で最も売上が低いとされている月です。月末日数が少ないので稼働日も少なくなる傾向があります。3月になると企業の決算に伴う異動や卒業など送別会などが始まるので、2月の下旬は深夜の需要もそこまで多くないです。狙い目は中国の春節(大型連休)ですが、毎年時期が違います。今年は1月28日~2月4日です。
3月の特徴:決算の会社が多く、接待や送別会も多くタクシー需要が旺盛
3月の需要:上旬○、中旬◎、下旬◎
決算の会社が多く、接待や送別会も多くタクシー需要が旺盛。2月とは打って変わって需要の急速な回復を体感する月です。夜や深夜のロングも多いです。記録していたものを見ると私の2年目は、1年で最も売上の高い月となったのが3月です。送迎会が増えるので、年末とまではいかなくても泥酔者が増えます。タクシーチケットや法人利用の割合が増えるので、法人のお客さまに強いタクシー会社で働いていると有利です。
4月の特徴:新年度、人の移動は多く需要も多い
4月の需要:上旬○、中旬○、下旬◎
新年度、人の移動は多く需要も多い月。サラリーマンの移動需要も多く、花見などもあります。全体を通じて平均以上の需要がある月。人流がよくある月なので売上は上がりやすい月。
5月の特徴:GW、一定数の需要があり平均的な稼ぎになることが多い
5月の需要:上旬△、中旬○、下旬○
GWは稼ぎ方とエリアが限定されるため、売上は低下傾向。中旬、下旬は一定数の需要があり平均的な稼ぎになることが多い月です。大型連休後は多少需要が減ることも。下旬からは普段通りの需要がある月です。
6月の特徴:梅雨の時期。天候次第で需要が大きく上振れする
6月の需要:上旬◎、中旬○、下旬○
梅雨の時期。天候次第で需要が大きく上振れします。近年はゲリラ豪雨も多いため、一時的に需要が急上昇することがあります。隔日勤務の場合、天候に左右される営業は売上は上がりやすいが疲れるため、休憩をとりながら安全運転を意識しましょう。雨天時は駅のタクシー乗り場、ホテルの乗り場、専用乗り場を重点的に攻略していきましょう。株主総会も多い月。よくも悪くも降水量と売上が比例しやすい月。
7月の特徴:気温の上昇に伴い需要が激増する
7月の需要:上旬○、中旬◎、下旬◎
気温の上昇に伴い需要が激増します。暑さを凌ぐためのちょい乗りも増える傾向があるので、私たちの単価管理が大切になってきます。エリアや向き、タイミングで単価や行き先はある程度管理できるので、低単価ばかりにならないように気をつけましょう。25日の給料日以降は他の月同様、飲み会なども増える印象があります。
8月の特徴:特に日中の酷暑に伴い需要が増加。近年は夜間も忙しい
8月の需要:上旬○、中旬○、下旬○
8月同様、気温が高いのでタクシー需要は旺盛。お盆期間中は東京は暇になりやすいのでイベント狙いなどがオススメ。上旬や下旬は、特に日中の酷暑に伴い需要が増加しています。近年は夜間も忙しいことが多いです。酷暑時はホテルのエントランス、タクシー乗り場、専用乗り場の需要が増えます。空港需要も増えます。
9月の特徴:平均よりやや忙しい。ドライバーごとに売上の差が開きやすい
9月の需要:上旬○、中旬○、下旬◎
平均よりやや忙しい月。残暑があるが天候が安定することが多く(急な雨が少ない)、平時の実力差が売上に直結しやすい月です。ドライバーごとに売上の差が開きやすい月。9月は全体を通して平均よりやや忙しい月です。
10月の特徴:平均的な需要の月
10月の需要:上旬○、中旬◎、下旬◎
平均的な需要の月。年末に向けて需要がどんどん旺盛になっていくのが体感できる月。10月下旬のロング率は他の月と比べて高いデータがあります。10月は気候も安定するので野外イベントやフェスなどは春と秋に多い傾向があります。
11月の特徴:年末に向けて需要は拡大していく。需要が旺盛
11月の需要:上旬◎、中旬◎、下旬◎
年末に向けて需要は拡大していく。需要は旺盛。月末はタクシーが足りない週末がある月。タクシー会社は15日締めでの給料計算なので11/16~12/15までの給料が1年の中で最も高額になりやすいです。
12月の特徴:最繁忙期。多くの繁華街ではタクシーが足りない
12月の需要:上旬◎、中旬◎、下旬◎
最繁忙期。多くの繁華街、六本木、新宿、渋谷、銀座、赤坂などではタクシーが足りなくなります。最も売上が上げやすく長距離利用のお客さまも多いです。深夜の速度違反や覆面パトカーも増えるので注意が必要です。
繁忙期と閑散期について
上記から【繁忙期】は11、12、3月【閑散期】は1月、2月
年末、決算月は道路工事、渋滞も増えます。労働基準法により有給休暇の消化は義務化されています。タクシー会社も優良会社であれば有給休暇の消化は自由にできるので消化する月を計画的に考えておきましょう。
おすすめの有給消化月は1月、2月、5月、8月です。こまめに有給休暇を使うよりもある程度まとめて1週間程度の連休をとったほうが、身体と心の疲れは抜けていくので良いと思います。
本日は、東京タクシードライバーの月毎の特徴についてお伝えしました。これからタクシーを始める方は月毎に需要や人流の変化があることを実感するでしょう。最初の1年間をまるっとやってみるとなんとなく月毎の特徴が掴めてくると思います。2年目以降は月の特徴も意識しながら売上を上げたり出番数を調整できると良いと思います。これから東京のタクシードライバーになる人が月に1万円でも多く稼げるように願っています。1番は無事故無違反無苦情です。
本日の記事は以上です。
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タクシーチャンネル・げん太でした。
また次の記事でお会いしましょう。