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「プロゲーマー」と「ストリーマー」の確定申告 2つの「危険な勘違い」
確定申告に関する2つの「危険な勘違い」を2分で解説します。
一人でも多くの方に読んでいただけるように、できるだけ専門的な言葉を避け、厳密な取扱いの説明を省略している場合があることをご了承ください。
危険な勘違い その1:
収入103万円までは確定申告しなくていいんだよね?
これは、給与所得者(会社員やアルバイトなど)が会社から受け取るお給料の場合です。
例えば、副業(雑所得)としてYoutubeからの収入が50万円あった場合、経費が12万円以上なければ、確定申告をする必要があります。
つまり、「所得(収入-経費)が38万円を超えると確定申告が必要になる」ということです。
更に気を付けなければならないのは、扶養も外れてしまうことです。
例えば、会社員であるお父さんの扶養に入っている場合、お父さんも確定申告(扶養人数の訂正のため)をして、追加で税金を払う必要がありますので注意です。
危険な勘違い その2:
副業収入20万円までは確定申告しなくていいんだよね?
これは、年末調整をしている給与所得者(会社員やアルバイトなど)の場合です。
そのため、フリーランスや自営業者などの給与所得者以外の方や、2ヵ所から給与を受け取っているアルバイトの方などは、副業収入が20万円以下であっても確定申告が必要になります。
なお、年末調整をしている給与所得者で、副業収入が20万円以下であっても、医療費控除やふるさと納税による寄附金控除などを受ける場合には、その副業収入を確定申告に含める必要がありますので要注意です。
また、これは「所得税」の確定申告が不要になる制度であり、「住民税」の確定申告は必要になりますので、併せて注意しましょう。
※確定申告の基本的なルールについては、下記のnoteをご参照ください。