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民主主義より大切なもの

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日は立憲民主党が出したガソリン減税法案に絡めて「議員立法」について解説しようと思ったのですが、日本維新の会が「社保引き下げを念頭に置く」というあってないような合意内容で予算に賛成するという報道が流れてきたことでアホらしくて書く気がなくなったので別のネタを書きます。

議院立法の話はリクエストがあれば書きます笑

ということで今日はこちらのポストから。

税は民主主義の基本。

本当にそうでしょうか。

民主主義とは国民が主権を持ち、多数決によって国家の意思決定を行う制度のことです。

したがって「税は民主主義の基本」であるなら、50年前には24%だった税と社会保障の国民負担率が今や50%にもなったのは過半数を超える国民が増税を望んできたからという意味になるのですが本当にそうなのでしょうか。

社会保険料負担も1970年当時と比較すると4倍近くに増えているのですがそれは国民の意思なのでしょうか。

それが国民の意思なら、どうして子育て増税や防衛増税についての世論調査では反対が多数を占める結果となるのでしょうか。

どうして増税だけは進んでいくのでしょうか。

さらに言いましょう。

昨年秋の衆議院選挙で議席を減らした政党が4つあります。

その政党とは自民党、公明党、日本維新の会、そして共産党です。

つまり有権者はこれら4党の政策に対しては「NO」を突き付けたわけです。

それなのにどうして議席を減らした自民公明維新が新年度予算を決めていくことになるのでしょうか。

民主主義なら議席の多い自民党と立憲民主党で予算を決めるべきではないのでしょうか。

年々増え続ける税収や税負担率、規制や政府予算を見てもわかるように、選挙を重ねれば重ねるほど政府はどんどん肥大化し、国民の自由は減少しているのが実情ではないでしょうか。

こうしたことからもわかるように、実は民意と税は関係していません。

つまり「税は民主主義の基本」なんて建前でしかないのです。

確かに往々にして国民を弾圧する独裁主義よりは民主主義の方がマシと言えるでしょう。

しかし仮に独裁政権であったとしても、税負担も規制の数も政府予算も今の半分にする政権ならそちらの方が良いことは説明するまでもありません。

要するに問題は「政府が行う弾圧や自由への侵害」なのであって、民主主義かどうかではないのです。

ところが多くの人は自由と民主主義を同じものとして考えがちです。

しかしそうではありません。

それどころか民主主義によって税と社会保障の国民負担率を50%にまで引き上げてきたのですから、民主主義は自由と相反するものとまで言えるでしょう。

つまり大切なのは「自由」であって「民主主義」ではないのです。

「自由」を守るために民主主義を利用することは出来ても、民主主義を守れば自由も守れるというものではないのです。

とまぁ少し堅い話をしましたが、これはもちろん「民主主義を止めろ」というような暴論ではありません。

主権は国民が持つことが当然であり、戦後にようやく実現した普通選挙も大切にすべきです。

しかしそれと「自由」とは別の話です。

重要なのは「政府から自由がどれだけ守れるか」であり政治の仕組みではありません。

夏には参議院選挙が行われます。

もちろん私は投票に行くべきだと思います。

そしてその一票は自分たちの自由を守るために行使すべきでしょう。

それが「減税に投票する」ということです。

そのためには選挙に「減税」という選択肢を作らなければいけません。

それが日頃から「減税しろ」と声を上げることなのです。


大切なのは民主主義ではなく「自由」です。

民主主義はそのための手段でしかありません。

そんなことを予算案成立の茶番を見て思ったのでちょっと書いてみました。

ということで今日はここまで。

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