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左翼とは人を信じず政府を信用する人のこと

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのポストから。

こちらはスコットランド保守党のラッセル・フィンドレイ議員によるコラムです。

今回このコラムを引っ張ってきた理由は

左翼とは人を信じず政府を信用する人のこと

という主張をご紹介したかったからです。

このnoteでは以前から

日本には保守政党は存在しない。あるのはリベラル左翼政党のみ

と書いてきましたが

残念ながらこの国では「反中嫌韓なら保守」「靖国神社へ行ったら保守」「反民主・共産系政党なら保守」としたガラパゴス定義で語られるために、自民党や日本維新の会のような「経済左翼が集まったゴリゴリの国家社会主義政党」が「保守」にカテゴライズされてしまいます。

そのため

日本には保守政党は存在しない。あるのはリベラル左翼政党のみ

という言葉が全く通じません。

これも以前から言っていることなのですが、私は左派だろうが右派だろうがどんな政治思想を持とうが、それは自由にすればいいと思っています。

しかし「経済左翼が集まったゴリゴリの国家社会主義政党」を指さし「保守政党だ」と言われると、保守の定義から話を始める必要があり、議論が成り立ちません。

なので、誰からもわかりやすい「左翼とは何か」という説明を常に考えているのですが

左翼とは人を信じず政府を信用する人のこと

という表現は実にしっくりくるものがあります。

彼らは人の能力を信用していないからこそ、政府による課税で人々の行動をコントロールしたり政府支出で補助をする必要があると信じ、規制で統制しないと国民は危険も回避できないと思い込んでいる節は確かにあるでしょう。

だからこそ彼らは減税や規制緩和を拒否し、その原資が税収だろうが国債だろうが政府支出の増大を歓迎するのだと思います。

ということで前置きが長くなりましたが、それとは対照的な「海外では一般的な保守政治家の主張」をこちらもちょっと長いのですが読んでいくことにしましょう。

このコラムに書かれた主張に異論を感じるなら、あなたは立派な「左翼」です。

しかし「左翼」は悪いことではありません。

大事なことは正しい議論のために「私は左翼です」「私は社会主義者です」と自覚することです。

そこを間違わないようにしてくださいね。


減税は無責任ではない。それはあなたのお金だ。

私はしばしば議会と国民との間の「断絶」に驚かされる。

スコットランド議会が重要視していることと、国民が求めていることの間には深く大きな溝があるからだ。

それは左翼政党が優先課題として推進しているあらゆる法案、とりわけ「性別自己認識法」を見れば明らかだ。

彼らは一般国民が関心を持たない問題に多くの時間を費やしている。

その反面、国民が関心を持つ重要な議題については、話を逸らし誤魔化そうとする。

例えば司法制度においても、被害者や証人の保護よりも犯罪者の刑務所内の生活をどう快適にするかという議論に明け暮れている。

そうした問題の中で、私がもっとも酷いと思うのは、

減税は無責任だ

という主張である。

社会主義政党の価値観では、減税は社会にとって「悪」とされる。

彼らは、真面目に働く人々の税金を減らすことは「罪」だというのだ。

しかし彼らの考えは完全に間違っている。

政府は「自分たちのお金」を持っていない。

あるのは全てあなた達、つまり納税者のお金だけなのだ。

そのお金を減税で返すことは、単に人々がより多くのお金を持てるようになるだけではない。

減税はイノベーションと起業家精神の促進にも大いに役立つ。

減税は希望と向上心を奨励する。

その結果、成長率を引き上げ、多くの人に繁栄をもたらすだろう。

保守党の議員は、そうした減税のメリットを主張し続ける必要がある。

しかし我々はそれを怠ってきた。

私たちは政敵に反対することに夢中になりすぎて、減税による成長を信じることを知らぬ間に止めていたのだ。

だが私たちはもっとうまくやれる。

たとえ社会主義政党の政策が気に入らないとしても、私たちは低税率がもたらす経済への好循環を打ち出すことができる。

スコットランド議会は、牢獄のようなコンクリートに囲まれた殺風景で活気のない場所だ。

そんな議会を揺さぶる必要がある。

社会主義政党には衝撃が必要なのだ。

左翼政党は、国民や民間企業を基本的に信じていないため、必ず減税に反対する。

そして彼らは、国家は常に最善の方法で税金を支出できると信じている。

しかし我々の考えは違う。

この国には、十分な経済的潜在力がある。

人々の邪魔をせず、機会と環境を与えれば、彼らは自分自身と家族のためにより明るい未来を築くことができると確信している。

スコットランドには意欲と決意を持った優秀な人々がいる。

しかしその潜在能力を邪魔するものが多すぎる。

だから裕福なこの国で、それを実感していない国民が多いのだろう。

保守党はスコットランド経済を活性化できる政策を、誇りを持って主張する必要がある。

何よりもまず企業が有能な人材を採用し、雇用し続けるためにも、所得税の減税を行わなければならない。

また、規制を削減して中小企業の規制遵守コストを最小限することも必要だ。

そしてもっと重要なのは、付加価値税の課税売上高を10万ポンドまで引き上げ、新興企業がより自由に成長できるようにすることだ。

何よりもビジネスの成功が祝福される環境を作る必要がある。

向上心が奨励され、機会、雇用、繁栄を創出する人々がその功績に対して報われる社会にする必要がある。

これが、保守党が国民と共に勝ち取りたい政策である。

私はスコットランドの政治から長らく欠落していた経済的機会の拡大を支持する。


ということで、今日はここまで。

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それでは、ナイス減税!

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