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アホ規制のせいでオーガニックワインがピンチに

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのポストから。

こちらは

米国農務省のアホ規制のせいでオーガニックワインがピンチに陥っている

というポストです。

化学的な農薬・肥料・除草剤を使わない有機栽培のブドウから造られた「オーガニックワイン」は、かつてはアルコール市場のなかの小さな一部に過ぎませんでしたが、現在のアメリカでは2,000億ドル規模の産業にまで成長し、2032年までに5,000億ドル以上に成長すると予想されています。

しかしオーガニックワインの人気が高まるにつれて「偽オーガニックワイン」も登場し始め、社会問題となっていました。

そうした背景もあり米国農務省は「オーガニックワイン規制」を2024年3月に制定し、9月末までの猶予期間を経てこの10月より正式に施行しました。

この「オーガニックワイン規制」を具体的に説明しますと、オーガニックワインを販売するにはブドウ園やワイナリー、輸入業者などそのワインに携わる業者全てが農務省の認可を受ける必要があるというもので、それに違反すると多額の罰金を科されることになります。

ワインの製造には一切関係のない輸入業者になぜこの認可が必要なのか意味不明ですが、とはいえ規制された以上輸入業者は従わざるをえません。

しかしこれが現在大きな問題となっており、市場から多くのオーガニックワインを消しかねない状況を生んでいるようです。

その原因は

米国農務省の認可処理が追い付いていないこと

です。

規制に従い多くの輸入業者が認可申請を行っているのですが、猶予期間を過ぎた10月になっても同省の処理能力のせいで認可が下りない業者が続出しており、輸入したオーガニックワインが港についてもコンテナ船から降ろせないという事態が発生してしているというのです。

この件に対しもちろん輸入業者は農務省へ問い合わせを行っていますが、同省からの回答は「未承認の業者が輸入を行った場合は罰金刑の可能性があります」という定型文回答しか返ってこないために、いつになるかわからない承認日までコンテナを港に置きっぱなしにするか、「オーガニック」というラベルを剥ぎ普通のワインとして輸入するしかない状況に置かれています。

たとえそのワインが認証を受けたブドウ園やワイナリーで作られたものであったとしてもです。

これほど馬鹿げた話がどこにあるのでしょうか。

この事態を重く見た共和党と民主党の下院議員8人が、輸入業者の認証期限を120日間延長するよう農務省に求める書簡を送り問題解決に当たろうとしていますが、現在のところそれが行われるという話はありません。

偽オーガニックワインを取り締まるという目的は理解しないでもないですが、行政が常時監視することも出来ないわけですからそれで偽オーガニックを撲滅できることはありません。

それよりもオーガニックワインを売り場から消しかねない規制による弊害の方が大きいのですから、認証機関の延長ではなくこんなアホ規制は即刻なくすべきでしょう。

以前に、「ごまアレルギーの人のために規制強化したら世の中がごま入り商品だらけになった」という事例をご紹介しましたが

このように規制が逆効果を生むことは往々にしてあります。

規制は真面目にやっている人のみを縛るものです。

なんでも規制すれば問題は解決できるという妄想は捨てるべきでしょう。

ということで、今日はここまで。

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