Axe the Tax(税金を無くせ)
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
今日の主役は「AXE THE TAX(税金を無くせ!)」というTシャツを着ているこのおじさんです。
ということでこちらのニュースから
カナダの政権与党である「カナダ自由党」がかなりのピンチのようですね。
カナダの政局をざっくり説明しておきますと、与党は中道左派のリベラル政党である「カナダ自由党」で、党首であるジャスティン・トルドー氏がカナダの首相を務めています。
対する野党第一党は中道右派の保守政党である「カナダ保守党」で、ピエール・ポワリエーヴル氏が党首となっています。
この自由党と保守党がカナダの二大政党なのですが、記事にもあるように現在は野党の保守党に支持が集まり政権交代の期待が高まっています。
その熱はカナダ最大都市のトロントの選挙区において6月に行われた補欠選挙で、与党候補が落選したことからもわかります。
この選挙区は1993年以来、与党・自由党が議席を取り続けてきたいわゆる「牙城」だったので、そこでの敗北はトルドー政権に大きな衝撃を与えています。
逆に補欠選挙で勝利し波に乗る野党・保守党は、このチャンスを逃さぬよう積極的な活動を展開しています。
その野党・保守党が掲げるキャッチフレーズこそが
「AXE THE TAX(税金を無くせ!)」
であり、冒頭のおじさんが党首であるピエール・ポワリエーヴル氏です。
この「Axe the Tax」キャンペーンはポワリエーヴル党首が2023年6月に開始したキャンペーンで、その主張は
炭素税を廃止する
というものです。
カナダではガソリンや軽油などに炭素税が課税されています。
その課税額は2023年9月時点で燃料1トンあたり65カナダドル(約7,000円)となっていますが、今後1年ごとに15カナダドルずつ増えていき、2030年には1トンあたり170カナダドル(約18000円)まで増税される予定です。
そのような炭素税に対し、保守党は2019年の総選挙時もその廃止を公約にしてきました。
しかし結果は議席を増やすものの与党・自由党に敗れ、政権奪取とはなりませんでした。
そこでさらに世論を燃やすために開始されたのが、2022年に保守党党首に就任したポワリエーヴル氏によるこのキャンペーンです。
彼は「Axe the Tax」というキャッチフレーズを前面に押し出しながら
「炭素税は燃料費や他の商品価格を引き上げて国民生活に打撃を与えるだけでなく、失業や投資の減少を招くだけだ」
「それなのに気候変動との戦いには全く役に立たない」
と有権者に訴え続けています。
そんな彼のキャンペーンが、各地での「炭素税反対運動」を生むだけでなく、確実に世論を動かしているのは世論調査や補欠選挙の結果を見れば説明するまでもないでしょう。
カナダではこうして野党が「Axe the Tax」とわかりやすく減税を主張し、政府が進める炭素税に真っ向から反対しています。
そして有権者は双方の主張を見て、与党に投票するのか、それとも野党に入れるのかを選択することでしょう。
日本国民の皆さん。
これが「選挙」です。
細かい点は違えど「ムショーカ!」「シエンキン!」と繰り返す政党の中からマシなものを選ぶ行為は決して選挙ではないですし、それによって政権交代が仮に起こったとしてもそれは政権交代ではありません。
どの党が政権を取っても同じ「バラマキ政党」なのですから、それはただの「人事異動」です。
「赤色」が「朱色」になったところで俯瞰で見れば何一つ変わりません。
有権者が選挙時に政策で選べないというのは本当に不幸な事です。
それもこれも与党に対峙するどころか、補完勢力でしかない野党に原因があり、だからこそ野党に対しては「減税を言え」と言い続けなければいけません。
日本には「Axe the Tax」こそ必要ですが、ある意味もっと必要なの
は
Axe(斧)で野党をぶっ叩くこと
なのでしょう。
ということで、今日はここまで。
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