大切なのは「民主主義」ではなく「自由や権利」です
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
今日はこちらのポストから。
たまたまTLに流れてきたので取り上げますが、この主張がただ単に維新信仰をこじらせただけの暴論であることは、ご本人が別のポストでは民主主義で政府与党に選ばれたはずの自民党の政策に対して文句を言っていることで証明されていることはさておき、この人のように
民主主義とは「選挙によって第一党になった政党の政策を容認すること」
と思っている人が残念ながら少なくありません。
しかしそれは間違いです。
民主主義とは多数派に無制限の権限を与えるものではありません。
そうではないと思うなら、あなたが最も嫌いな政党の名を挙げて「もしこの政党が政権を取っても、それは民主主義で決まったことして尊重し政策を支持します」とポストしてみたらいいと思います。
少しでも抵抗感を感じるなら、それは「どんな選挙結果だったとしても反対している政策はやっぱり反対」ということであり、冒頭のポストのような主張は間違いであるということです。
民主主義とはそういうものではなく、国会(議会)における国民の代表者を平和的に選出するための手段であり、また同時に
血を流さず政権を交代させるための手段
のことを指します。
そして「民主主義」を理解するうえで重要なことは
民主主義が私たちの自由や権利に対する深刻な脅威になりうる可能性がある
ということをしっかり認識することです。
実際に、万博への有無を言わさない税金投入が当然と考える冒頭のポストの人のように、財産権の侵害を正当化する口実に民主主義を持ち出す人は掃いて捨てるほど存在します。
また世論調査をすれば圧倒的に「増税反対」という意思が示されるのに、これまでずっと繰り返し増税が行われてきたのも事実です。
これはたとえ意思決定の手順が民主的な手続きであったとしても、私達の稼いだお金が政府に取られ、その使い道の決定権を奪われる「財産権の侵害」が堂々と行われることを表しています。
つまり民主主義が自由と平和、そして繁栄に繋がる「絶対的な解決方法」というよくある謳い文句は大きな誤解ということです。
本来あるべき民主主義の姿とは、民主的な手続きで選出された政府であったとしても、
その政府が私たちの自由や権利を奪う行動を起こすなら政権を交代させ、新たな政府を作る
ということを「血を流さずに行う」ことにあります。
すなわち民主主義は、その制度自体が絶対的なものなのではなく
自由と平和、そして繁栄のための「手段」として民主主義がある
ということを有権者が理解して初めて民主主義は機能するのだと私は思います。
もちろん民主主義は独裁制よりはるかに優れたシステムです。
しかし私たちにとって重要なのは「民主主義という制度」ではなく
「個人の自由や権利」を守るために民主主義を正しく機能させることが大切だ
ということが今日伝えたかったことです。
もう少しだけ書きますと、民主主義を正しく機能させるために必要な事は
「個人の自由や権利を守ろう」という世論を作ること
であり、それが「減税運動」です。
世論が出来ればそれに乗っかる為政者は自然と生まれてきますし、一進一退ではあるものの数年前では考えられなかったことが実際に国政の場で世論の力で起こっているのも事実です。
こうした世論がもっともっと大きくなり、「減税を言わないと選挙に勝てない」「選挙公約を守らなければフルボッコにされる」といったような空気が出来れば、民主主義は今と全然違う意味を持つ「自由や繁栄に繋がる方法」となるでしょう。
そこにいくにはまだまだ時間は掛かりますが、ぜひ一緒になって諦めずに声を上げ続けていきましょう。
ということで、今日はここまで。
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