「移民は犯罪を増加させる」という嘘
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
今日はこちらのポストから。
この動画は拝見していませんが、本当に竹田恒泰氏が「欧米は移民を入れたことで、強盗や殺人などの犯罪が爆増して深刻な社会問題になっている」と発言しているならそれは間違いです。
ということで今日は「移民問題」について書いていきますが、まず今から書くことをしっかり理解してください。
これからする話は、移民問題に対する是非を問うものではありません。
移民問題の関するデータをご紹介するものです。
それに対してどう思うかは各自で考えて頂ければいいでしょう。
さて冒頭でも指摘したように、竹田氏のような「移民によって犯罪が激増し社会問題になっている」という主張は多くの人が行っていますがそれは「嘘」です。
まずアメリカ全体での暴力及び財産における犯罪発生率は、この30年で大きく低下し、治安はどんどん良くなっているというのが事実です。
また、そんな減少傾向にある犯罪に対し不法移民がどれくらい関係しているかという研究論文もあり、それによると
不法移民が起こした犯罪はアメリカ人が起こした犯罪より遥かに少ない
ことが報告されています。
またスタンフォード経済政策研究所の別の調査研究でも、
過去140年間のアメリカにおいて移民が犯罪率を押し上げた事実は無い
としています。
更にニューヨーク・タイムズ紙とマーシャル・プロジェクト(※アメリカの刑事司法に特化した報道機関)による調査でも
不法移民と暴力犯罪や窃盗犯罪の増加との間に関連性は見られない
とされていますし、リバタリアン系のシンクタンクであるケイトー研究所も同様のレポートを公開しています。
そしてこうした調査結果において、不法移民は犯罪に手を染めるどころか逆に犯罪やトラブルによって国外追放されることを恐れており、波風を立てずに暮らすことを望んでいる人が大半であることを示唆しているとまとめられています。
つまりこのようなデータが示すように「移民によって犯罪が激増し社会問題になっている」という主張は間違いということです。
移民問題に対する賛否は様々な意見があって良いと思いますが、ライドシェアの記事でも書いたように
反対のために嘘をついてはいけません。
「移民が増えるとその重みで日本が沈んでしまう」という主張では会話にならないように、反対する根拠が嘘や妄想や机上の空論ではその反対意見に正当性がないことは言うまでもないでしょう。
これは賛成反対以前の話です。
実際は10年で半減しているアクセルとブレーキの踏み間違い事故や、同じく右肩下がりの高齢者の交通事故についてもそうですが
現実と真逆の「思い込み」を根拠にしてしまうと、正しい議論は出来ません。
移民に反対するのは結構ですが、その反対理由に嘘や妄想を入れるのは止めましょう。
少なくとも今後は「犯罪の増加」を反対の理由にはせず、もしそれを理由にするなら公的な数字を元にした客観的なデータをもって反論すべきです。
ちなみに私は移民に関しては肯定的です。
多くの日本人は「移民」と聞くと「移民反対!移民反対!」と発狂しますが、移民とは
自分や家族を養い守るために豊かさと自由を求めて政府の暴力や圧政から逃れるために移住する人達
のことです。
そうした人達を頭ごなしに否定する理由は私の中にはありません。
もちろん中には、犯罪に手を染める人もいるでしょう。
そういった人に対しては、刑事責任を負わせたり、国外追放や入国拒否などの処罰を与えることは当然必要な事です。
しかしそれと全てを拒否することは全く意味が違います。
ましてや「犯罪の増加」という事実に基づかない理屈で、自由を求める人を排除することは論外であるとしか言いようがないでしょう。
また豊かさと自由がどんどん失われいく現在の日本を見ていると、逆に私達や次の世代が自由と豊かさを求め、他国を目指す移民になる可能性もゼロではないと感じます。
だからこそ我々が本当に考えなければいけないのは
日本人が移民とならないようにするために政府の重税に反対すること
ではないでしょうか。
そのためにも減税運動をやっています。
詳しくはこちらから。
ということで、今日はここまで。
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