2回目(10月);結果説明、弱い部分をサポート(活性型ビタミンB、CoQ10、NAD+、NAC)〜その1
クリニック2回目は遺伝子検査と有機酸検査の結果説明、そして今後の治療計画でした。
まずは有機酸検査ですが、前回の有機酸検査と比べて特に変化はありませんでした。
お腹のカビはまだあって、シュウ酸もあり、そしてNACはゼロでした。
カビは良くないので発酵食品(キムチ、ヨーグルトなど)を避けることが大事です。
シュウ酸はキレート作用があり、体内のミネラルとくっついて体外に排出してしまいます。ほうれん草などに含まれているアクがシュウ酸なので、食べる時は注意する必要があります。
お腹が良い状態であれば、目的地である自分が持っている遺伝子をしっかり使うことができます。
遺伝子検査の結果は以下の通りです。
ぜひ、BIO HACKINGを参照しながらみてください。
神経伝達物質関連:
- DAOA, DAO (グルタメート代謝)
- GAD1 (GABA合成)
- ABP1 (ヒスタミン代謝)
- MAO-A, MAO-B (カテコラミン代謝)解毒·代謝関連:
- SLC5A7, CYP1A2, CYP2E1, CYP3A5, CYP4F2, CYP4Z1 (肝臓での解毒)
- UGT2A3, UGT2B15 (グルクロン酸抱合)
- GSTZ1 (グルタチオン転移酵素)
- GOT2 (アミノ酸代謝)エネルギー代謝·ミトコンドリア関連:
- ATP5MG, ATP5PD, ATPAF2 (ATP合成)
- NDUFB6, NDUFA1, NDUFB1, COQ10B (電子伝達系)
- ELOVL2 (脂肪酸伸長)抗酸化·炎症関連:
- GCLC (グルタチオン合成)
- NOX4, IDO2 (酸化ストレス、炎症)
- PTS (BH4サイクル、神経伝達物質合成)ビタミン代謝:
- COX7B2, COX7A1 (ビタミンB関連)
- TCN2 (ビタミンB12輸送)その他:
- RPTOR (オートファジー制御)
- PON1 (解毒、抗酸化)
- NADSYN1 (NAD+合成)
まずはグルタメートについてです。
BIO HACKINGにも記載がありましたが、天才遺伝子になります。
ただ、遺伝子を「持っていること」と「使うことができていること(スイッチがオンになっていること)」は違います。
他の遺伝子を見てわかる通り、炎症に弱いです。
最新のiPhoneを持っていても電源が入っていなければ使いものになりません。
食事で避けるべきはグルタミン酸です。炎症が起きた時に解毒をするための材料はタンパク質なので良質なタンパク質を摂取する必要があります。
本当に食事に気をつければ、フェラーリのように驚異的なスピードを出すことができますが、現在は有機酸検査の通り、お腹の状態が悪くただの社会不適合者(変人)だといえます。
外食したとき、旨み調味料(グルタミン酸)は90%ぐらい入っています。
外食は健康とは対極にあるので仕方ありません。
僕は外食が大好きなので(お店を知っているだけで実際にはあまり行っていませんが)結果を聞いた時は少し悲しい気持ちになりました。
落ち込んでいても生まれ持った遺伝子は変えることができないので
対策を考えています。
まずは自炊です(1週間ぐらい前からやっと始めました!)
自分で入れない限りは旨み調味料が入ることはないので安心して食べることができます。
また同じグルタメートタイプの方に向けて飲食店をやるのも一つの解決策です。先日高城さんにも質問しましたが、一蹴されました。
まずはどこでやるのか?
メニューは?
仕入れはどうする?
などどうやって実現するのか計画を立てることが大変苦手です。
他の人に協力してもらうには人間性が大事です。
瞬間湯沸かし器(MAO-A, MAO-B)のように突然キレたりする人とは一緒に仕事をすることは不可能です。
もっと自分の特性を知り、徹底的に対策を講じればやりたいこと(オーダーメイドの食事の提供)が実現できます。