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#3 所属先はホームスクール?
『ホームスクールをあたりまえに生きてる』エッセイ 第3弾です。
所属先はホームスクール?
こどもたちがまだ学童期にあるとき、街中の行き先のひとつに児童館があります。そこに名前を書くんですよね。あと連絡先とか学校名。
これって、なんでかな?
そう考えたことがありませんか。
どうしてそれを書くのかな。なんのために書くのかな。どういうときに必要なのかなって。
で、直接それを施設のかたに訊ねた記憶は無いんですけれども、地域の児童館の役割について調べたことで、私のなかでは整理がついたんですね。
高学年くらいになるとこどもだけで児童館に来ることもありますから、怪我をしたときの連絡先は知りたいところですよね。
校区外から来ていたら、校区内では安心して過ごせない理由があるのかな?とかちょっと気をつけていようかな?とか思いながら、スタッフとしては気持ちをいれたくなるかもしれませんよね。
で。結果、我が家では学校名は書かずに、でも周知の目的もちょっとだけ気持ちがあって「ホームスクール」と書いておきました。すると、なんとなくホームスクールつながりの情報をもらえたりもします。連絡先は、ですから学校の先生ではなくて、保護者の私に来るように。
”ホームスクール学生証”のアイディアがたびたび登場しますが、これも自作でよいわけで、それをこどもが持つ目的や動機がはっきりしているといいですね。
なぜ、それをこどもに持たせますか?
まずは、こども本人の安心感のため。
いざというときは、記載の連絡先に、連絡を取ってくれる。つまり親の電話番号や緊急時の連絡先が書かれているということです。
次に、親の承諾を得ていますよというこどもを保護した方への安心感のため。世間一般的に平日の昼間にこどもをみかける人の多くは「なんでだろう?」と思うのが、ごく自然な発想です。そこに複雑な理由や正当性は不要で、ただ大人の目があるかどうかの確認ができると安心につながります。
それだけです。
まぁ、たまにそういう証明をこどもが首からぶらさげていたとしても、直接質問することは気まずいと感じる人は、こどもに同伴している保護者である私に疑問質問を投げかけることはしませんし、逆に興味関心のあるかたはきさくに声をかけてくださいます。また、不信に思う人は、直接は言いにきませんね。だいたい私をまったく知らない人に、どういうわけか訊ねたりしています。そういうときは、自分が納得する答えかつ自分の価値観を壊さない返事が欲しいのが大きな理由です。面倒くさいのでしょうね。それもありかと思います。
そういうわけで、”所属先はホームスクールだから”という理由で、学校名の欄にそれを書くわけではありませんね。所属…ではありませんから。
ホームスクーリングやアンスクーリングは、ただ暮らしぶりそのもののことなので。
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ホームスクールをあたりまえに生きてる
「ホームスクールをあたりまえに生きてる」シリーズを集めたマガジン 2022年5月スタート。 更新中。基本的に全文公開としています。 気に入…
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