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両親に対して成年後見人申立てをした話。

個人で成年後見人申立てをしたのだけれど、昨年の12月ぐらいから細々と資料を集めて、先日成年後見人の面談を終えた。
すんごい長かった。今回はなぜ成年後見をすることになったのか、それまでの苦労を書く。

前のnoteに日常生活自立支援事業に申し込んだ話を書いたんだけれど、私が預かっている父の通帳とキャッシュカードを母が再発行してお金を引き落としていることがわかり、こちらでは手に負えませんと匙を投げられて、代わりに成年後見制度を勧められた。こちらの方は法的拘束力があって、よりしっかりと親をコントロールできる。自立支援の方はあくまで任意だから、強制力はない。

11月の半ばに通帳の再発行が分ってから、すぐ家裁に行って個人申立ての資料を父と母の2人分もらった。これが分厚くてずっしりと重い。本当にこれできるんか?という不安しかなかった。普通は行政書士等に10万ぐらい払ってするようなものなので、個人で2人分を申し立てる人なんてほとんどいないと思う(フリーランスで時間に融通がきいて、会社を登記したことがあるのでできたと思う)。この時で妊娠5ヶ月ぐらい。幸いつわりがなかったので、急いで進めた。つわりがないのは本当に奇跡だったと思う。天の采配というか、そういう力を感じた。審判が終わった今まで一度も体調が悪くなっていなく、元気な妊婦でいられている。メンタルも落ちたりしていない。

申立書にどういう素行か書いたり、資料に添付する通帳の預金の減り方を見て本当に情けなくなった。

この夫婦本当に何にも考えずに生きてきたんだということだけが分かった。将来不安に対してどうするつもりなのか聞くたびに、いつも「死ぬから大丈夫」と言い続けた2人の行き着く先はひどいものだった。

本人たちはなんとも思っていないが子供である私にお金に関する全ての災難は降りかかる。それを取り除くべく私は戦った。

父は自営業で私がコロナの給付金を申請していたんだけれど、1日おきに30万降ろしているような日があった。何に使ったのかはわからない。それ以外に年金も月10万、加えて少ないながらも日々の売り上げ数万も毎月使い切っているので、月100万円以上使っている月がいくつかあった。少ない月で50万。すべて生活費として母に渡したか仕事の経費で使った(大した金額行かないし領収書も残さない)と言い張る。何に使っているのか全く覚えていないので、永遠の謎。

それでも父は「わしは何にも使ってない。家族のこと以外で使ってない」の一点張り。んなわけあるかい。本当に信じ込んだ被害者の顔をしていう。どんな神経をしているのか。父は7月に仕事をやめたんだけれど、廃業届と廃業にともなう撤収作業も全部私がした。廃業届を出すときには酒の飲み過ぎで歩けなくて役所で車いすを借りたんだけど、トイレも漏らしていた。本当にムリ。こんなクズのために何もしたくないと思って、すぐにアル中の診断をもらって病院に突っ込んだ。この話は先日書いたとおり。

これらのことも全く覚えていないようなクズ。もちろん今年の確定申告も私がした。全部私がしているのに、全く感謝もしてこない。そのくせ、まだ自分達でやっていけると言い切るふてぶてしさ。愚かだった。

母に至っては前にも書いたけど父を刺して病院送りにしている。医者の所見で殺意ありと診断が出ている。刺された父から連絡があって病院に連れて行ったんだけれど(救急車を呼ぶと母が逮捕されるので)、その時に自分の布団にこもって自分がかわいそうだと泣いて一切謝りもせず反省もせず狼狽えもせず、ただただ自分のためだけに泣いているクズだった。この時から母とは思っていない。

ちなみに、父をもう親だと思わなくなったのは、家の名義を母に変えた時だった。母は前夫との子供がいるので母の名義になると相続が発生するので絶対やってはいけないと何度も言ったことなのに、あのクズはやった。
そもそもその前に、父が先に死ぬと私と母で遺産は分割されてややこしくなるので、それを回避するために私に家を相続するという公正証書遺言を書いてもらって裁判所で遺言書を保管している。にもかかわらず、母が父を包丁で脅して名義を変えた(なぜか母はこの家は私の家だと思い込んでいて、名義を私に変えろとずっと言っていた)。一度刺した後は癖になってすぐに包丁を持ち出して父を脅しているようだった。私が知る限り1年に1度は腕などを切られている。父に遺言書書いたこと覚えてないの?と聴いたら、覚えていると言うし、なんで変えたのか聞いたら、お母さんが怖かったから。と言われた。
娘の将来よりも、今の自分のことしか考えていないクズだった。もし家の名義が母のまま先に死んで、前夫との子どもが家の権利を主張したら、アンタの住む家なくなるよと何度も言ったのに。アホなのか?まぁ、アホなんやけど。

というような感じで、2人ともクズなので、もう私も付き合ってられない。家の名義は私に変えたので(孫が生まれるので移すという理由であっさり母が折れた)、あとは闇金など借りないようにお金をコントロールしなければならない。2人とも平気で消費者金融を借りるようなメンタルの持ち主なのだ。なかったら、借りる。ないからといって、生活を改めない。我慢もしない。易きに流れる。

実際に貯金が減った今、母親に「家の名義が今でも自分だったら、家売ってお金に換えてたでしょ?」と聞くと、「売ってたな。」と言ってのけた。やっぱりクズ。

12月某日。子どもが生まれるからもう、あなたたちの面倒は見られません。という理由で成年後見制度を申請すると親に伝えた。すると意外なことにすんなり母が「いいよ。お願いしよう」と言ったので、スムーズに進んだ。これも神の采配を感じた。以前なら絶対嫌だと言っていたと思うし、そうなると思ったので、ケアマネさんと、社会福祉協議会の人に来てもらって3人がかりで説得するつもりがあっさりOKしたので拍子抜けた。母が折れたら父も早い。

そこからはトントン拍子で医者の診断書を書いてもらったり、戸籍を取り寄せたりして申請した。

今回成年後見申立てをして、医者の診断書で母は知的障害の可能性あることがわかった。

今回の資料作成で過去のことを思い返したり、エピソードを申立書に書いたりしていて母は発達障害というより、軽度知的障害なのでは?と思っていたので、どんぴしゃだった。コミュニケーション能力は高い。会話などの反射は強いけれど、話し合いや込み入った話は一切できない。自分をどう改めたらいいかわからない。お金の計算もできない。言われたことをどう実際の生活に反映させたらいいかわからない。とにかく考えて行動する力がほぼゼロなのだ。

指示してもできない。あまりにもひどいので具体的にアドバイスをしたこともある。10日で2万しか使ったらダメ。銀行に行くのは1、10、20日。その時に2万円降ろしてそれで生活するように言ってもできない。毎日スーパーに行ってはいけない。週に2回と言ってもできない。とにかく何にもできないのだ。

一事が万事こんな感じなので、本当に私はつかれた。

これらのことを申立書に書いて、家裁に送る前に夫に素読みだけしてと(日付や印鑑漏れなどないか見て欲しかった)お願いした。

しばらくして、夫が小さくクソだなと呟いたのが聞こえた。珍しかったのでその日の晩御飯の時に「さっき、クソだなって言ってたけど、それって素読みしてて言ったの?」(他のことをしていて夫の様子は見ていなかった)と聞いたら、そんなこと言ってた?と覚えてなかった。「でも、読んででひどいと思ったからクソだなって言っててもおかしくない。」と。やっぱりひどいと思うよな〜と改めて思った。常にひどいと感覚も鈍ってくる。

そして、成年後見の面談の日。契約内容に対して異議がないか裁判官に意思表明をするんだけれど、ひとつでも嫌だと言われたら、縁を切ろうというか、生きている間も死んでからもこの二人とは2度と関わらないと決めていた。

病院に遺体の身元確認にもいかないし、火葬もしない。永代供養なんてもってのほか。子どもが産まれても教えるつもりもない。
そういうつもりで行ったんだけど、二人とも全部はい。お願いします。としおらしく返事していた。

私にとって一番重要だった金銭の管理(通帳等全て預けて管理してもらう)で「はい。」と二人が言った瞬間に、胸を撫で下ろした。すぐに夫に、お金の管理、はいって言った。とLINEを送った。

家裁の人からしたら、人を刺すわ家の名義変更するわ売ろうとするわ、金の使い方が異常だわで、どんな人が来るんだろうと思ってたんじゃないかとおもう。

面談も立ち会えたので安心することができた。面談部屋の空き具合にもよるけれど普通は裁判官と一対一で意思確認するらしいので、これも運がよかったと思う。

後は審判が出て、選任が始まる。事務の方曰く、審議はなくてすぐに審判が出て選任に移ると言っていたのでほっとした。多分エピソードがヤバすぎて配慮してくれている気がするんだけれど、どうなんだろう。

これで私と夫とこれから産まれてくる子の生活は安全で守られたものになる。消費者金融でもし借りたりしても取り消しできるし、自分の意志で新たに契約などもできなくなる(お金がないのに別居したくて家を借りる可能性がある)。

あとはもう、赤ちゃんと夫のことだけを考えてのんびり過ごしたい。
私の新しい生活がはじまる。今もお腹の中で力強く蹴りを入れている我が子に会える日まで後少し。はー、がんばった私。

もう、親に関してはもう何もしたくない。することもないだろうけど。




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