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一生の課題。

私は母をしんどい存在だと思っている。

小さい頃から母はいつも泣いていて私はそれを慰めてきた。何かあると母の話を聞いた。アドバイスもした。

そんな関係を続けていると母と娘の関係は逆転した。私は母に甘えられなくなり、母は私により一層甘えるようになった。

でも、その関係を続けていないと怖いと感じるようになり見捨てられる気がして私は「役割」と思い一生懸命母を支えた。

だんだんと虚しくなっていく心を誤魔化して、上から何度も絵の具を塗って何も見えないようにもしてみた。

でも、無理だった。
私も人間だった。
誰かに甘えたくて仕方なくて。
依存したくて愛されたい。

この気持ちを誰か分かってくれないかと探した。

分かってくれる人はいたけど、その人はとても厳しい人で私にこう言った。

「一生、母との関係は続いていく。この問題は時間をかけて向き合っていくしかない。互いが変われるように自分も変わっていく事が大切。一番大切なのは自分の気持ちを言葉に出していく事。表現していく事。」

一番、私が苦手とする事だった。
表現力を身につけていきたい。

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