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事業計画書は作られていますか?

事業計画書、作ってますか?

ご自身の会社の事業計画書は作っていますか?

計画通りにいかないので事業計画書なんて作っても無駄だと思っていませんか?

去年からの新型コロナの影響で売上が下がっている企業さんが大半だと思います。

予定は未定。
計画通りに事が進むなんてことは、まずありません。
人生も同じですよね。

自分の思い通りになる人生であれば誰も苦労しません。

個人で事業を行っていれば好き勝手にやれば良いですが、
企業として従業員を雇い、取引してくれる相手も増えると、
そういう訳にはいきません。

計画を作って、その都度、
目標値と比べて上向いているのか?下向いているのか?
なぜ、上向いたのか?下向いたのか?を検証して、
目標達成に向けて修正をしていかないと
いつまで経っても行き当たりばったりの成行き経営になってしまいます。

不確定要素があればあるほど、目標達成は難しくなります。
事業計画を狂わせる要因がリスクであり、
そのリスクをコントロールしていかに許容範囲に抑えれるかが重要です。
リスクはゼロにはできません。

銀行も先行き不安定な会社には正直、お金を貸しにくいです。
毎年、売上がジェットコースターのように変動する会社、
計画も立てず社長の気分で方針がコロコロ変わるような会社は信用されません。

きちんと計画を立てて、堅実経営をしている会社は銀行から一目置かれます。
銀行もちゃんと貸したお金を約束通り返してくれる見込みがある企業でないと安心して取引なんてできません。

しかし、事業計画書を作って、きちんと運用されている会社というのは、
まだまだ少数派です。10年以上前から金融庁が銀行に対し、取引先に事業計画書を作らせるように指導しているのですが普及していないのが現実です。

また、事業計画書を作っていたとしても、社長の魂が入っているもんでないといけません。
社長の意思が計画書に反映されていないと意味がないんです。
税理士の先生が勝手に作った計画書を銀行に提出しても、税理士に作らせたんだなとすぐに分かります。

では、どうやれば魂を入れ込むことができるでしょうか?

まず、5年後に自分の会社がどうなっていたいかを考えます。
もうここは明るい未来を描きましょう。先行き不安でも悲観的になる必要ありません。
あまりにも夢物語過ぎる計画では逆に信用を落とすだけなので、
手が届く範囲のところで堅実な計画に落とし込みます。

そこで、銀行が喜ぶ数字に近づくように計画書を作るのがコツです。
銀行から安定的に融資を出してもらうことが、ここの目的になりますので。

まず、自己資本比率10%を目指しましょう。
これは、貸借対照表の
自己資本÷総資本(他人資本+自己資本)×100で
計算することができます。

これは決算書の表面上の数字ではなく、
以前の記事でも説明した“実態バランス”に組み替えてからの数字が10%です。
今の段階で10%が達成できている場合は、次は20%以上を目指しましょう。

それから、今の銀行からの総借入額が
あと何年で返済できるかの理論上の数字が大事になってきます。
本当に返せるかは別の話です。あくまで理論上の数字ですが大事です。

こちらは、貸借対照表と損益計算書の一部分の数字を使います。
総借入額(長期借入金+短期借入金)÷(経常利益+減価償却費)で計算します。
これが10前後であれば問題ありません。
20前後~30以上となると問題が出てきます。

最低、この2つの数字を
5年後には達成する予定でいますと計画書に示せればしめたものです。
銀行もこの数字を達成している、または目指している企業を付き合う対象にしています。

じゃあ、事業計画書を今まで作ったことがない、
または税理士の先生が勝手に作成していてよく分からない場合はどうしましょう?

その時は、こちらまでお声掛け下さい。
この事業計画書を作って提出するだけでもだいぶ銀行の反応が変わります。

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