[日記] 知らないことだらけ
60年前のカメラを手に、タイムスリップした気分で
新宿の街を歩く。
俺が手にしたカメラ、ユージンスミスが日本に来た時に使っていた、ミノルタMT-101だ。
映画「MINAMATA」で、ジョニーデップ演じるユージンスミスが使っていたカメラ。
トゥトゥー相方のイヅミさんは、フィルムカメラやデジカメで写真を撮るのが好きで、気がつくと俺も好きになっていた。
フィルム代が高騰していて、一本数千円する。
少し前の価格は500円ぐらいだったはずなのに。
イヅミさんがカメラを買うと聞き、価格など話を聞いてるうちに俺もほしくなってきた。
物欲がどこかにいっていたので自分でも驚いた。
俺が出せるのは金額は数千円かなと思い調べると、60年前のカメラだか、作りはとてもシンプルで壊れにくく、しかも当時大量に出回っていたのもあって、完動品でも1万5千円ぐらいで買えるみたいだ。
ジャンク扱いでいいから、とりあえず買いたいと思い、千円ちょっとで購入。
届いたカメラがこれ!
最高だ!
動作確認をする。
どれも使えるじゃないか、さすがミノルタ👍
絵文字も使いたくなるぐらいるんるんです。
ネガフィルムをセットして、俺の36枚の旅がはじまる。
現像が終わるまでどうなるかわからん。
そんなちょっとしたロマンを俺は感じている。
こんなことでテンション上がるなんて幸せだ。
だがしかし、ここで落とし穴が。
新宿を散歩しながら写真を撮ってると、ある古いお店の前でカメラのピントを合わせていると、突然お店の人が怒りながら、「お客が写るしやめてくれ!写真を撮るなら本を買っていけ!」と、、、
突然だったので頭が回らず苦笑い。
あとあとカメラ好きのいづみさんに話すとそれはマナーだと言われた。
俺はただ子供のように無邪気にカメラで遊んでいただけだったのだか、世の中はそんなおっさんの気持ちなんぞ知らんがなだ。
この出来事で世の中めんどくせえなと心を閉ざしかけたが、イヅミさんのフォローもあり回復。
カメラにつけるストラップも購入した。
これをきっかけに、何度が触っては飽きていた、フジフィルムのデジカメもセミオートで撮ってみることにしようと思う。
このデジカメちゃんのストラップも購入。
まずはカタチから。
楽しみだな〜。
携帯のカメラもデジカメも簡単に撮れる。綺麗な写真を撮れる。でも楽しくない。興味がわかない。
だからかまったくカメラを理解できなかった。
シャタースピードや光の入れ方やなんやかんや。
調べればすぐわかるのに、頭に入ってこない。
それが興味を持った途端ストンと理解できる。
不思議だ。
好きってなんなんやろか?
俺の興味がわくものってなんなんやろか?
知らんことだらけやん。
なんか子供の頃思い出したわ。
なんかわからんけどおもろいねん。
ずっとそれを触っときたいねん。
考えるだけでニヤけてくんねん。
それでええんやで!
ミノルタちゃんで撮った写真をまたいつか公開するね。
俺が楽しみ。
今から散歩しながら写真撮ってきます。