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当たり前のことを当たり前に実行することの大切さを学んだ半年間
みなさん、こんにちは!
仲村 太地です!2024年4月に新卒として正式にアトラエにジョインして、現在は成功報酬型マッチングサービス「Green」のバックエンドエンジニアを担当しています。
本記事では、入社してから数ヶ月自信を失いかけていた新人が、少しずつ自信を掴むために半年間奮闘してきたことを書きたいと思います。特にこれから入ってくる新卒や、社会人歴が長い方でも、原点に戻り小さな積み重ねの大切さを思い出していただける機会になれば幸いです。
面白い経歴や能力を持つアトラエの人たち
アトラエには、驚くような経歴を持つ方がたくさんいます。新規事業を立ち上げて成功を収めた経験を経てアトラエにジョインした人や、スポーツの世界で頂点を極め、プロフェッショナルとして活躍してきた人、さらには大学や研究機関で博士号を取得し、専門分野で深い知見を持つ方まで。本当に多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。
しかし、彼らの魅力は単なる経歴や実績にとどまらず、確固たる信念や情熱も持ち合わせています。誰もが目を向けない課題に挑み続ける人がいたり、自らの専門知識を活かして新たな価値を生み出すことを楽しむ人がいたりします。そして、個々の実力はもちろんのこと、ユーモアがあって人間的に惹かれるような「面白さ」を持った人たちばかりだと感じています。そんな人たちが同じ場所に集まり、一つのビジョンに向かって力を合わせている。この状況自体が、何か新しい価値や前例のないものを生み出せそうな可能性に満ちていて、ワクワクしますよね(笑)。
私も、そんなアトラエの可能性に強く惹かれてジョインしました。入社する前から、この環境の中で、自分がどんな貢献ができるのか、非常に楽しみにしていました。
「自分って平凡じゃね?」という不安
しかし、入社した直後の私の正直な感情は、「可能性に惹かれて入社したけど、自分って何も尖ってない普通の人間じゃない?」というものでした。もともと自己肯定感が高いほうではないため、周囲と比べてしまい、「自分は平凡な存在だ」と思い込んでいました。その結果、先輩からの期待に対しても自信を持てず、不安な受け答えや消極的な行動を繰り返してしまったのです。(今も改善中です笑)
毎年新卒で入ってくるメンバーもなんかすごい経歴を持つメンバーばかりですし、どんどん自信を見失うサイクルに入っていく感覚はありました。またアトラエに入ってくるメンバーは、個々でも実現したいビジョンも明確であるため、すごく魅力的な人が多いことも事実です。もちろんビジョンを実現するには、入念な目標設定や期待値設定というのも非常に大切です。しかし、入社したすぐの自分は、自信のなさから目標や期待に対しても不安が大きくなっていたと思います。
自信を失うほど、先輩から頂くフィードバックに対してもうまく処理できず、本来であれば「伸び代」として前向きに捉えるべきものを、ただのダメージとして受け止めてしまうことがありました。その結果、改善につなげることができず、誰も得をしない状況に陥っていたのです。
振り返って、今自分が抱えている問題を整理する
入社して三ヶ月ほど経った頃、自信のないサイクルから早く抜け出したいと強く思うようになりました。そのきっかけは、自分自身や現状についてもっと深く理解する必要性に気づいたことです。背景には、「アトラエの人は皆、聖人君子のように見えるけど、実際には人間らしい弱みや課題を抱えている」ということを知ったからです。いろいろな人と話していく中で、みんなの人間味や弱さを垣間見ることができ、それを克服するために努力している姿を知りました。そのおかげで、自分を受け入れられるようになり、「そんな自分がどうすれば活躍できるのか?」と考えるきっかけになりました。
そこで、自分が抱えている課題と、それを解決するために必要なことを整理してみました。考えを深める中で、自分の課題は「自信がない」ということではなく、「感情で物事を捉えがちであること」にあると気づきました。事実に対して感情的に反応しても、問題の解決にはほとんどつながりません。それよりも、事実を受け止め、「どうすれば解決できるのか」という思考に切り替えることが重要です。
特に新社会人として、できないことがあるのは当たり前です。そこで「諦める」や「自信を失う」といった感情的な反応をするのではなく、「できなかった事実」を冷静に受け入れ、振り返りを通じて次に活かすことが大切だと実感しました。
このタイミングで改めて、「振り返り」や「フィードバック」の重要性に気づきました。振り返りを行う際には、以下のポイントを意識しました:
感情を一旦捨てて、事実だけを見つめること。
問題を冷静に分析するためには、感情を切り離すことが大事です。コントロールできるものとできないものを明確に区別すること。
コントロールできないことに悩むよりも、解決可能なイシューに集中します。解決策を考えること。
問題に対して建設的なアプローチを取り、「次にどう行動するか」を具体的に計画します。
振り返りの方法について調べると様々な手段が見つかりますが、最初は複雑に考えすぎず、上記のポイントを意識して取り組みました。不思議なことに、このプロセスを繰り返すことで、課題と同時に自分の強みが見えてきて、自然と自信を持てるようになっていきました。
当たり前のことを当たり前にできる価値
振り返りやフィードバックを通じて、自分の強みの一つだと感じたのは、「当たり前のことを当たり前に愚直に取り組むこと」です。この姿勢は、信頼を勝ち取るという観点では非常に意味があると考えています。
これまで自分が取り組んできた「当たり前のこと」は、特に基準が高いわけではありませんが、大切だと思うことを挙げてみます:
報連相をする
頼まれたことに責任を持つ
ものごとに素直になること
わからないことに対して、自分なりの仮説を持つ
イシューを自分なりに考えて、解決しようする
振り返りをし、学びを実践に移す
挙げるとキリがないのですが、上記のような本当に基本的なことです(笑)こうして言葉にしてみると、「簡単では?」と思われるかもしれません。しかし、実際に当たり前のことを当たり前に行動し続けるのは、意外と難しいことだと感じます。この他にも、少し具体的にはなりますが、一件仕事とは関係のなさそうな、オフィスに足らないものを補給することだったり、定期的に身の回りを掃除するという小さな積み重ねですら、大切なアクションかつ信頼につながるものだと思っています。
では、なぜ「当たり前のこと」が難しくなるのか?
それは、目の前の仕事とビジョンを重ねることへの難しさがあると思います。特に、入社してすぐの自分の場合、ビジョンと目の前の仕事の重なりを見つけることに苦労した記憶があります。特に先ほど述べたような、「当たり前のこと」を疎かにしてしまうケースがあったかもしれません。
個人的には、初めの間は 無理にビジョンと目の前の仕事を重ねようとする必要はないと思っています。無理に重ねようとして立ち止まるくらいなら、「信頼を勝ち取るため」と割り切って、目の前のことに取り組む方が前に進めると考えるからです。
当たり前のことを着実に積み重ねることで徐々に信頼を勝ち取り、それによって新たに見えてくる世界があります。その過程経ながら、ビジョンと目の前の仕事の重なりを見出す技術を磨いて行っても良いのかなと思っています。そう考えた自分は、半年間は、当たり前のことを当たり前に実行できるようにすることを心がけてきました。その結果、以前よりも感謝される(=貢献)機会が増えたことを実感し、自信につながっていきました。この過程と結果は、新しく入ってくるメンバーにとって共通でとても大切なことだと思いますし、この延長線上に、信頼されるビジネスパーソンがあると思っているので、一意見として参考にしていただければ幸いです。
最後に
当たり前のことを当たり前に実行し、少しずつ自信を得れた過程を綴ってきましたが、自分もまだまだ偉そうに語れるほど出来ていないですし、これからも日々当たり前の基準を上げて、取り組んでいけるように奮闘していきます!
今回の内容に関してはエンジニアとしてというような観点では綴れなかったですが、今目の前にある問題を認識し、問題解決をする力こそがある意味、本質的なエンジニアに問われる能力なのかもしれないと思います。つまりエンジニアという視点でも、非常に大切な要素だとも言えます!
今回私が述べたことは、ほんのファーストステップに過ぎないことは自負しています。よく用いられる「守破離」の「守」でしかありません。しかし、これを積み上げられたことは間違いなく自信の一部になりましたし、次なるステップに進んでいけるよう、気を抜かず向き合っていきたいとも思っています。
そんな様々な経歴を持つ人たちが働くアトラエでは、仲間を募集しています。「少しでも興味がある」というご連絡も大歓迎なので、是非メッセージをお待ちしています!