脳卒中闘病記のKindle出版への道
(1) 自費出版を思い立つ
7/28
noteの闘病日記の記事はたくさん書いてきた。まとめてみたくなったので、本にしようかと思い立った。
もともと、noteのようなオンライン記事を公開すると「パクられるのが嫌だな~、本にできたらな~」とは思ってた(うっすい内容の記事ばかりですが、汗)。
KDP(Kindle direct publishing)というサービスが、在庫を抱える心配もなく、費用も安めで自費出版に良いらしいので、一回挑戦してみたかった。
せっかくなので、日本語版と英語版も…翻訳はAI先生に頼んでみようかな。
問題はどうやったら売れるかどうか、なんだけど、まずは書き上げることだよね。
妻が言うには「肩書が本の購買意欲に直結する」らしいので、「(主治医の)○○先生が推薦」とか書いてもらうしかない!
そして、印税生活を目指~す!(笑)
(2) 1人で作戦会議
7/29
闘病記の本に向けて執筆するのはいいけど、戦略が重要だ。
僕は病気の患者本人であって医師(医療従事者)でも家族(支援者)でもない。事例の1つとして、患者目線のことならnoteに書いてきた。
英語版を出すことを考えると、テーマは『闘病を通して気付いた家族愛』が良さそう。僕にとっては、よく分からないし、恥ずかしいテーマだけどね。
妻と娘に、僕の闘病中にどう思っていたかを聞かないといけない。
「即死していたらどうしていた?」と聞いたことがあるけど、絶句してたし、聞きにくいわ。
きっと病気を支える立場の方は、参考事例はいくつでも知りたいはず。(「家政婦は見た」のノリかも?)
何を知りたいかは、ソーシャルワーカーさんから意見取りしたり、本を読んだりするのもアリだし、ネットで交流している当事者の方の意見が参考になりそう。
脳卒中は、急性期と回復期と生活期と、時間のステージで分けられているので、そう分けたいけど、衝撃的なのは「急性期」で、大変なのは「生活期」だよね。
そして、症状の重さは人によって違っても、普遍的な悩みがあるはず(まずはお金の心配だよね)。そこは押さえたいと思う。
そして、みんな未来が不安だったのは間違いない。患者本人より、家族の方が不安が大きいかもしれない。
患者本人は開き直るしかないもんね。
立場が違うと不安や悩みは全然違うと思います。
ヒアリングが必要だ。妻に聞くのは、正直、気が重いけど…。
(3) セラピストさんに言ってみた
7/30
担当セラピストさんに「闘病日記を自費出版したい」ことをリハビリ中に伝えてみると、「そういう患者さんは多い」と教えてもらった。
そして「在庫の問題も含めた、費用の高さがネックになる」とのことだった。
「今はKindle本であれば、電子書籍はもちろんのこと、ペーパーブックであっても、注文が入ってから印刷・製本するから、自費出版のハードルは下がっている」ことを説明したら、「時代は変わっているんですね」と驚いていた。
正直、製本と電子書籍を同時に扱うAmazonは圧倒的だと思うわ。悲しい話ですが。
問題は書ききることと、文体と、内容と…多いけど、これまで培ってきたノウハウやアウトソーシングを使って、しっかり進めたいと思う。
夏休みの読書感想文より辛そう。
(4) クラファン?
7/31
友人にメッセージで伝えてみたら、「応援・寄付は出来ますか?」と。
その考えはなかったわ。
応援・寄付といえばクラファンだけど、その手間は誰が?って話だよね。
お金は手出しのつもりだったけど、寄付してもらうと助かることは間違いないので、「ついでに試してみるのもアリだよね」とは思った。
クラファンやったら、書ききるしかなくなるね。まさに、お尻に火が付く面白さ(スーパーマリオワールドのCMだけど、当時は「なんのこっちゃ」って思った気がする)
(ヘッダー画像は、また見たい上野公園, 2010年4月4日撮影)