詩 僕の白目云々
僕の爪の色や髪の色
内蔵の色や白目の色
知らないんだ
僕自身なのに
身勝手に笑う僕の頬や
ミミズのように蠢く心
胃酸が逆流してきたり
腸がグルグルと唸ったり
どうしようもない他人
僕と言ったところで
僕と言えたことしか残らない
本当は知らないし
言うこと聞いてくれないものばかり
自分をコントロール出来るなんて
そんなの幻想さ
うまく付き合っていくしかないな
嵐が過ぎ去るのを待つ日のように
どしゃ降りの雨を見つめる時のように
僕は僕が落ち着くのを見つめるしかない
そんな僕を思う君はもっと不思議な存在だね
でもありがとう
もしかしたらそれだけでも幸せなのかもしれないな
分かんないけど
そんな気がした