お箸のお話 ②
食事中にお箸が前触れもなく、ポキッっと折れたとしたら…。
「うわっ!!縁起が悪い!!」
と思う方は多いのではないでしょうか。
同じ生活日常品である食器が割れたり、衣服が破れたりしても、そこまでは思わないですよね。
お箸だとなぜか敏感に反応してしまいます。
「お箸を少しでも使うとお箸に魂が宿るから、割りばしは使ったら半分に折って、魂を自分に戻すのが作法。」
という年代の方々もいます。
毎年8月4日を箸の日として、古い箸の供養のためのお焚き上げをする神社もあるそうです。
お箸にちなんだことわざも多くて、
日本はお箸の国なんだなあ…と改めて思います。
日本に生きる日本人には食事以外にも、お箸とは切っても切れない関わりがあります。
生後間もない時期に行う「箸揃え」の儀式に始まり、
死後、火葬後の骨となったときに行う「箸渡し」でその生涯を閉じます。
そんな日本人の一生に切っても切り離せない「お箸」。
そんな身近なものだからこそ、お箸のマナーで人となりを観られてしまうことも………。
お箸使い恐るべし!!
ちなみに、お箸にまつわる禁忌事項。
実は80個近くあることを知っていました?