短編小説『リボルバーを胸にウォークマンを片手に』近日連載
20代の頃、僕はなかなかに真面目に賞を目指して色々な短編小説を書いた。会社から帰って来て夕食を終えるとNack5で斎藤千夏のDJを聴きながら初めてのボーナスで買ったパソコンで一太郎というソフトを使って毎日1時間から2時間くらい書いていた。
会社の友人が劇団をやっていてその劇団用の脚本を書いたこともある。
そして20代の終わり頃、一つの区切りとして書いたのが『レボルバーを胸にウォークマンを片手に』という小説だ。
この小説を書く数年前、僕は実際に銀座から東銀座、そして上野までを一人で歩いたことがある。もちろんウォークマンを聴きながら。その時の体験や11月18日の日記『頭の中で耳鳴りがする』で書いた時々感じる幻想が小説の素となっている。
小説はクリスマスが近い銀座を舞台にしている。六回に分けてUP予定。
お楽しみに。