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■365日を健康に過ごす「マインドセット法」①『運動』〜生きている限り運動は続く〜

こんばんは。金崎達朗です。

この“頑張る女性のための『からだの学校』“
フィットネスをより『自分の軸』として、自分の生活を支える基盤となり、メディアやネットの情報に惑わされず、自分で情報を正しく学び、賢く選び「自分で自分の生活をより豊かにしていく」ためのコンテンツです。

10月4週目は365日を健康に過ごす「マインドセット法」についてです。
本日のテーマは『運動』〜生きている限り運動は続く〜です。

■生きることは動くことである

私はパーソナルトレーナー・スタジオインスタラクターとして約10年間、皆様の運動指導に携わるようになってから思うことが「生きることは動くこと」という言葉です。

この言葉は、私が今年購入した機能解剖学の専門書の「運動の意義」という項目に知る朝れていた言葉でした。以下、本文より引用いたします。

“生きている限り、運動は続く"
生涯にわたって適切な身体運動を行えば、運動器は他の器官系に良い影響を与える。成長期における身体の発達促進、成人期の健康維持、高齢期のアンチエイジングなどに貢献する。
運動を続けることで、心身の健康や体力が向上し、身体の働きを最高の水準に維持することができる。
運動は単に健康を促進するだけでなく、疾病や障害の予防・治療、リハビリテーションにも役立ち、人生をより豊かにしてくれる。
適切な運動を、適度な範囲に収めることも大切である。年齢、性別、体力、健康状態などに合わない運動や、過剰な運動は逆効果となるので、注意が必要である。

■運動を続けることの意義

まず、運動を続けていく起こる効果としては、筋肉への刺激ももちろんの事ながら、大脳の興奮状態を高め、より多くの筋繊維の収縮に参加させることができるようになります。

ストレスの解消、美肌効果、不眠の解消、精神病の予防・改善、動脈硬化の予防、血糖値や血圧を下げる、肩こりや腰痛を和らげる、新陳代謝の効率を高める、メタボリックシンドロームを予防・改善する  など。

そして、高齢期においては排泄機能の促進、足腰の筋力UP、骨粗鬆症の予防・改善 などがあげれます。

■適切な運動を、適度な範囲で収めることの重要性

「運動」は身体作りの3要素のうちの1つですが、3要素「運動」「栄養」「休養」に「どれが1番たいせつなのか?」という話が多くあると思います。

ここで、たいせつになるのは「3要素をきちんと満遍なくカバーできているのか?」ということだと思います。

優先順位もそうですが「足りていない」ことの方が問題ではないでしょうか。

運動を毎日一生懸命に頑張っているけれど、食事はあまり摂れていなかったり、筋肉痛で歩けないから、動くのが億劫になり天気の良い休日を家で過ごす。

「適切」とは何なのでしょうか。

「適切な運動」とは広義的な捉え方ができると思いますが、私は「その人の1日の生活をより楽しく快適に過ごすために手段」と考えています。

トレーニングや運動時間が短くなれば、その分違うことに時間を使えたりする。

程よい疲労感と達成感を感じながら、日常生活をより楽しく過ごすためのエッセンスになってくれるのが「適切な運動」だと私は考えています。

■寝溜めと同じ考え方『運動溜め』

睡眠と同じ考え方で説明できると思います。平日になかなか睡眠時間が摂れない方が週末に睡眠時間を多く取る、いわゆる『寝溜め』というのがありますね。これは3時間以上してしまうと、逆効果になると言われています。

運動もこれと同じで、週末にガッツリとスポーツジムで運動する(アメリカではこれを“ウィークエンド・モンスター”と呼ぶそうです)ことは、過度になりすぎてしまったり栄養をしっかり取らないで行うことは、かえって逆効果につながりかねません。

■できない時はやらなくて大丈夫。1日30分でもできれば大丈夫。

かくいう私も以前までは「毎日、とことん追い込まないと気が済まない」という性格でした。

当時はしょっちゅう風邪をひいたり、体調が良くなかった時期もありました。

しかし運動を休んでしまうと「太ってしまうんじゃないか」「元に戻ってしまうんじゃないか」「筋肉がなくなってしまうんじゃないか」と不安になることもありました。

今となって実感しているのは

「休養」と「栄養」をしっかり行うことができ、かつきちんとした生活リズムがあれば、少し休んでも筋肉は落ちませんし、脂肪もすぐにはつきません。

1日に30分でも時間が取れれば、自宅で自重であったりダンベルで軽く筋肉に刺激を入れて、ウォーキングをしたり、入浴をきちんとしてストレッチを気持ちよくできれば、十分筋肉にはいい影響が出てきてくれます。

「日常」の質が上がれば
自ずとジムでの運動の質が上がってきます。そうなれば、より自分を豊かに内面から変えていくことにつながるのではないでしょうか。運動する場所はジムだけではありません。

生きていること自体が「動くこと(運動)」なのだと思います。


■歩く、階段、日常を活動的に過ごす

朝の駅のホーム。

朝は一番身体が元気な状態にも関わらず何故、多くの人たちは階段ではなくエスカレーターを長蛇の列で待つのでしょうか。本来ならば、階段を登る体力は一番朝があるのですが、現代社会は真逆の構造になっていますよね。

もしこの記事を読んでくれているあなたが「ダイエット」や「体重を落としたい」と考えていらっしゃるのなら、まずは「日常生活をアクティブに過ごすこと」を一番たいせつにしてみてください。

歩く、階段を登る、テキパキと家事をする、どこかに出かける など。

もちろん、なかには自宅での仕事やほとんど歩く機会がない人もいらっしゃいますね、その方も「疲れ果てるまで」運動をする必要はありません。

自分にちょうど良いくらいを毎日続けることがとても大切ですし、毎日ではなくとも「定期的」に行えていれば、それで十分です。

生きている限り、運動は続く。

「自分にとっての健康」がなんなのかをきちんと考え、大切にしてしながら、自分らしく生きていきたいですね。

いかがだったでしょうか。この講座をきっかけに皆さんの生活がより豊かで美しいものになっていただけたら幸いです。

寒くなってきましたので、朝晩は暖かいものを食べてホッとした時間を過ごしましょうね。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

金崎 達朗

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