気を付けることができない人がいる
気を付けることができない人がいる。
これを聞いて、「そんな人いるのか?」と首をかしげる人はきっといるだろう。
逆に、気をつけられない人は、気を付けられる人のことを信じられない目で見るだろう。
僕は後者で、気を付けることができない人間だ。
何度注意されても同じことをしてしまう。
例えば、食器を落とす。
例えば、ドアを開けっぱなしにする。
例えば、スマホを落とす。
どれも常日頃から気を付けらばいいだけの話で、手にほんの少し力を入れるだけでいい。
ただ、僕はそれができない。
ADHDとか、そんなたいそうなものでもない。
ただ、「落とさないように力を入れないとな」ということをその都度考えていたら疲れるので、考えられないのだ。
で、「そういう人もいるんだよ」で終わったら、このnoteはただの愚痴になる。
それはもったいないというか、僕のためにならないので、今回の主題は「気を付けるは対処法じゃないよ」ということを話したいと思う。
だって気を付けられないんだから。
例えば寝坊したとして、「次起こさないためにどのような対策をするか」を考えると思う。
このときの正解は「目覚ましのアラームを多めにつける」だったりするわけだ。
しかし、気を付けられるひとはこれの対処法を「気を付ける」で済ませてしまう。
そんな横暴な、と思われるかもしれない。
だが、本当にあるのだ。
コップを割ってしまって、「ああーっ!もう僕だめだ!コップ使ったら割ってしまう!」というと、「もっと気を付けてもちなよ」と本当に言ってくるのだ。
そもそも、紙コップを使えば割れることなんてない。
すべき対処法はそれなのだ。
気を付けられる人は、目の前のことと、その周りのことを考えるバランスが絶妙なんだと思う。
僕はどちらか一方しか考えられない。
なので、何度もミスをしてしまう。
なにが言いたいかというと、みんながみんなそんなにハイスペックじゃないよ、ということだ。
僕と同じように、「慌てすぎ」だとか、「落ち着いて」「気を付けて」と言われてる人は、沢山いると思う。
ただ、僕はそんな人たちに伝えたいのだ。
「気を付けるだけが、正解ではないよ」と。
自分の欠点の原因は大体が外的要因だ。
どんどん人のせいに、もののせいにしよう。
それを直していけばいい。
部屋が散らかってるのはゴミ箱が遠いからだ! ゴミ箱をふやそう。
止まってられなくていそいそしてるのはそういう性格だ! バランスボードを買ってみよう。
なるべくやる気が必要ない対処法が好ましい。
何かを買って解決するなら、買うべきだ。
大丈夫、キミはできない子じゃない。
やる気とかしょうもないことを言う人は気にしないでいい。
結果が出るまで試行錯誤しよう。
キミは、気をつけられないままでいい。
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