左右対称のカラダって本当にあるの?
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こんにちは、理学療法士・アスレティックトレーナーのタツ(@tatsu_bridge)です。
今回は、カラダの左右差について。
みなさん、カラダが歪んでいて左右が対称ではないと言われたことはありませんか?
確かに歪んでいたら左右差が出てきてしまいますが、果たして人間のカラダは左右対称にできているんでしょうか?
内臓の配置を見てみると、左右対称ではありません。
例)心臓が左にあって肝臓が右にあります。
肝臓は1.2kg〜1.5kgぐらいの重さがあり、心臓はそれよりも軽く、肝臓の方が低い位置にあるので左右対称ではなく、右重心になりやすくなります。
カラダが右重心になりやすい1つの理由ですね。
また横隔膜(呼吸で使う筋肉)は右側は肝臓の上に乗っていて、左側は心臓の下に位置しています。
肝臓があるので右の横隔膜はドーム状の形をしていて、左は心臓が乗っているので潰れた形をしています。
また横隔膜は左に比べて明らかに右の方が大きく、背骨1つ分、右の方が下についています。
それらのことから右側の方が呼吸がしやすいと言われています。
横隔膜自体も左右で違います。
こうなると果たして左右対称のカラダが本当に良いと言えるのでしょうか?
またカラダが左右非対称なので、同じトレーニングやエクササイズを行っても左右で効き方が違ってくると思いませんか。
このため、エクササイズを行うときに左右のポイントや意識をする点が異なってくることがわかるかと思います。
上記の横隔膜は呼吸筋であるため、呼吸を整えると横隔膜が整って左右差が少なくなってきます。
これらのことを考えるとカラダは、左右対称にするのではなく、過剰な非対称を自然な非対称に近づけていくということの方が正確だと思います。
これが全てではありませんが、その辺りを意識するだけでもかなり違いが出てくるかと思います。
人間のカラダって本当に神秘的ですね。
今回は以上になります。
内容はいかがでしたでしょうか。
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ライタープロフィール
白須達也(@tatsu_bridge)
[職業]理学療法士、アスレティックトレーナー
[専門分野]運動器、スポーツ
[保有資格]
・理学療法士
・アスレティックトレーナー
・ファンクショナルローラーピラティスベーシックインストラクター
[経歴]
・整形外科クリニック リハビリテーション科(責任者)
・スポーツクリニック リハビリテーション科(運動療法部門責任者)
・通所リハビリテーション 管理者代行
・フィットネスクラブ パーソナルトレーナー
・介護予防教室 運動指導者
[トレーナー活動]
・チャレンジユーラシアマラソン
・ブラウブリッツ秋田 トップチーム
・駒澤大学体育会サッカー部
・スピリットベアーズサッカースクール
・その他、育成年代での活動多数有り
これまで整形外科やスポーツクリニック、スポーツ現場で活動をしてきました。
現在は 「Bridge」ヒト・モノを繋げる、医療とフィットネス・スポーツを繋げる、リハビリテーション・コンディショニング・トレーニングを繋げる、そんな架け橋になりたい! という思いを軸に活動しています。
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