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下腿外旋へのアプローチ

こんにちは、CLINICIANSのタツ(@tatsu_bridgeです。

今回は、臨床現場などでよくみる『下腿外旋』について、お話しさせて頂きます!

下腿の外旋が起きる原因は色々あると思いますが、その中でも長腓骨筋の機能不全により、長母趾屈筋の過剰収縮が起こり、下腿外旋が生じているケースが多くみられます。

そういったケースにいつも行っていることをご紹介していきたいと思います。

長腓骨筋の機能不全について詳しく知りたい方は、だいじろう(@idoco_daijiro)さんのこちらの記事をご覧下さい。


まず長腓骨筋の機能不全が生じると腓骨遠位、外果の後方偏位が生じます。そうなると長腓骨筋は伸張位になり、機能低下を起こします。

長腓骨筋の機能低下が起こると、立方骨も下制位になりやすく、立方骨が下制すると楔状骨の外方偏位なども生じてきます。

また外果の後方偏位が生じると、距骨は相対的に前方偏位・内旋位になるなど、足部のマルアライメントを呈しやすくなり、扁平足やハイアーチなど、足部アーチ構造の破綻が起きてきます。

扁平足は、距骨が前方偏位かつ内旋することで舟状骨の内下方偏位が誘導され、結果として内側縦アーチが降下した状態になります。
そのため、扁平足では舟状骨降下、踵骨回内、舟状骨に対する内側楔状骨回外・外方偏位が生じやすくなります。

ハイアーチは、距骨内反と踵骨回外・底屈により立方骨の下方偏位が誘導され、結果として外側縦アーチが降下した状態になります。
また踵骨回内制限を生じるため、足部外側荷重となりやすく、下腿外旋位(腓骨後方偏位)を呈し、相対的に距骨は内旋位となっていることが多いです。
ハイアーチで生じやすいアライメント不良は、踵骨回外・底屈・立方骨降下、舟状骨に対する内側楔状骨底屈になります。

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