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脛骨過労性骨膜炎(MTSS)と脛骨疲労骨折のリハビリテーション
こんにちは、CLINICIANSのタツ(@tatsu_bridge)です。
今回は3部作の最終回、『脛骨過労性骨膜炎(MTSS)と脛骨疲労骨折のリハビリテーション』について、解説させて頂きます!
前回までの記事はこちら!
本記事はこんな方にオススメです。
● 脛骨過労性骨膜炎(MTSS)・脛骨疲労骨折のリハビリテーションを知りたい方
● 段階的なリハビリテーションを知りたい方
● スポーツ障害に興味がある方
本記事を最後までお読み頂くと、脛骨過労性骨膜炎(MTSS)・脛骨疲労骨折のリハビリテーションがしっかり理解できると思います。
それではいってみましょう!
![スライド1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47215014/picture_pc_f10aeb4f0a01e7effe26fe82022eccd3.jpg?width=1200)
▶︎ リハビリテーションと予防
- ゴール設定(スポーツ動作開始まで)
MTSSは炎症の質によって治療スケジュールを決定します。
患部周囲を下記の状態で分類して、早期の復帰を目指します。
① 腫脹がない場合
② かたまってきた腫脹がある場合
③ 柔らかい腫脹がある場合
① は患部の疼痛コントロール、前回までの機能が獲得でき次第、早期の復帰を目指します。
② は固まってきた腫脹に対して患部に積極的にアプローチを行って、1週間程度で腫脹・疼痛コントロール、機能を獲得して復帰を目指します。
③ は新鮮な腫脹であるため、アイシングによって患部の炎症コントロールなどを行って、2〜3週間程度の安静期間を設けます。
脛骨疲労骨折は骨折型・治療方針によって復帰期間が異なります。
疾走型脛骨疲労骨折の場合は、復帰まで約3ヶ月の期間を要します。
跳躍型脛骨疲労骨折は、保存療法の場合は復帰まで約6ヶ月〜12ヶ月の期間を要し、手術療法の場合は約2〜4ヶ月の期間を要します。
リハビリテーションは、
① 患部の治療( MTSSは腫脹と疼痛管理、疲労骨折は骨折の治癒)と同時に前回までのマルアライメント・可動性・関節運動の正常化を獲得
② 各種筋機能の改善
③ 片脚立位から前方ホップまでのダイナミックアライメントの改善
を目指します。
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