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ヤスデを育てる受験生

サウスインディアンレッドラインミリピード
【学名】Xenobolus carnifex
【生息地】南インド


ヤスデを何種類か飼育しています。
ヤスデなんか飼ってる人いるんかと思った人が大半でしょう。
自分も飼い始めるまでわざわざミミズみたいなのを飼う人の意味がわかりせんでした。

しかし実際に飼育して観察してみるといろいろと魅力があるんです!
飼いやすいこともあって意外とファンが多いんです。女性ファンも結構いるとか。
動きだったり可愛さもあるからそれを魅力的に思う人もいるのかもしれません。

ヤスデはおしゃれに言うとミリピードと言います。
ミリピードだと虫嫌いの人からすれば気持ち悪さが軽減されて多少は聞こえがいいかもしれん。笑
ちなみにムカデはセンチピードと言います。
ミリ、センチときたら、メートルピードはいるのか?というといないみたいです。
ヘビが当てはまるのか期待したのですが。残念!

こちらは飼育しているサウスインディアンレッドラインミリピードという種類

見た目に加えて名前もカッコいい!
なっがい名前
そして中央に赤いラインが入っててこれまた美しい!
「こんな美しいヤスデって存在してたのか?」
そう思ったくらい。

まさにネイチャーアート!

世間では害虫扱いで嫌われ者のヤスデですが、
生き物の遺体、排泄物を落ち葉を主食として生態系に重要な「分解者」として役割を担っています。土壌作りには欠かせない存在です。
分解者ってなんかカッコいい。
彼がいなければ世の中が遺体だらけになってしまう!

苦手な人も多いと思いますが、そんな彼に敬意を払いできる限り共存共栄していきましょう笑


【ヤスデの飼育方法】

【飼育温度】23℃〜28℃
【餌】メインは腐葉土
補助で野菜、昆虫ゼリー、メダカの餌、カルシウムパウダー
(野菜はアクの出ないものを与えます。残留農薬があるので洗い流す必要があります。)

飼育方法はプラケースに6分目ほどの腐葉土を敷き詰めます。
腐葉土の半分を霧吹きで湿らせて湿気勾配を作り、ヤスデの気分に応じて移動することが出来るようにしてあげます。
餌は腐葉土がメインですが、定期的にメダカの餌、カルシウムパウダーを入れると調子が良いです。

腐葉土に生息する微小生物(線虫)が発生する場合があります。
床材の劣化が進みやすくなってしまうのでその時は腐葉土を冷凍すると死滅するので試してみてください。
コバエの防止にはコバエシャッターという飼育ケースが評判が良くおすすめです。

ヤスデの飼育は噛んでくることもないので飼育難易度は高くはないです。あまり手間がかからないのでおすすめです。
私は今は繁殖にチャレンジ中ですが、繁殖もしやすいので楽しめると思います。
興味を持った方はぜひ飼育してみてはいかがでしょうか。

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