「1から不思議を生きてみる」体験記
東京からの出張帰り、京都で途中下車して京都国際舞台芸術祭、イ・ラン さんの「1から不思議を生きてみる」を体験する。
東九条の街をイ・ランさんのストーリーを聴きながら歩く。指定された地元の建物の前でスマホの再生ボタンを押すとストーリーが始まり、また別の場所に歩いて、また聴く。
ストーリーは自分のアイデンティティを問い直すもの。日本人でも韓国人でもない、誰でもない視点が自分にインストールされていく。心地良い京都弁で語られるストーリーは、イ・ランが歌やエッセイで綴られる世界観と地続きのもの。
彼女もこの地を歩んで物語を紡いだと考えると、ある種の聖地巡礼感もある。
どんなストーリーで、どんな結末かは言えないけど、芸術ってすごいなと思った。
イ・ランさんが語る韓国語版も聞いてみたいな。