『けものたちの名前』が出来るまで vol.9〜大阪・オープニングアクト〜
大阪公演のオープニングアクトは mona というアイリッシュバンド。渡辺くんという青年がメッセージをくれた。
驚いたのはロットの楽器のセッティングをなるべく動かさないようにお願いします、と伝えていたにも関わらず、メンバーはなんと9人。プロフィールには<フィドル / ホイッスル /アコーディオン /フルート / ギター / バウロン / ボーカル / ピアニカ / ドラム / ベース etcを擁する大所帯ながら、環境に応じて機材や演奏メンバーの編成を決めるフレキシブルさ。主に野外イベントやバルなどで演奏し、ときにメンバーもビビるほど盛り上がる。>とあった。
ウェルカムアクトとしてはとても楽しそうだ!と思った。
まず第一段階として大阪公演をお願いしているSMASH WESTの岩井さんに確認をとった。オープニングアクトの可能性を事前に伝えていなかったにも関わらず、即答でOK。ありがたい!この辺りがフジロックを謳い、音楽を自由にするSMASHの所以かもしれない。
演奏はめちゃくちゃ最高だった!
オープニングアクトが身内から出ると何が違うかというと、会場のムードが全然違う。圧倒的にお客さんへのウェルカムモードが出来ており、本編が始まる頃には既に会場があったまっていて僕らも演奏がしやすい。また実施したアクトは海外のように、本番が始まるまでの開場中=オープニング中に実施するため、早く来てくれたお客さんを退屈させずに済むというメリットがあった。
楽屋にはロットが6人、monaが9人、ごちゃごちゃで楽しかった。
つい先日、ロットが兵庫三田で開催された『ONE MUSIC CAMP』に出演したのですが、渡辺くんが遊びに来ていて声をかけてくれた。こうやってファンと一方通行ではない関係性が取れるようになっていくことはとても楽しい。2019年らしい生き方なのではないか、と思う。
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