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【DAY103】英検ライティングに学ぶ「頭に残る簡潔なまとめ方」〜AIで進化する英語学習法〜
日記
頭に残る簡潔なまとめ方
最初に主張、次に根拠、最後に具体例——私はこの三段構成で日記を要約する。もともとは多言語の会話材料だったが、長くて覚えにくかった。そこで百字程度に整理し、頭にしっかり残る形に工夫するのだ。
Concise Summaries That Stick
First, I state my main argument, then present the evidence, and finally offer a concrete example. This diary was originally intended as material for multilingual conversations, but it was too lengthy to memorize. Therefore, I condensed it to around a hundred characters, ensuring it is logically structured and stays firmly in my mind.
英検英作文(ライティング)の傾向と対策
(1)主張、(2)根拠、(3)3つの具体例という構成は、英検のライティング(英作文)でよく推奨されるオーソドックスなパターンの一つとして有効です。
以下では、英検1級の英作文問題の傾向と、その構成を活かした対策を具体的に解説します。
1. 英検1級ライティングの基本的な形式・採点基準
1-1. 問題形式
英検1級のライティングは、与えられたトピックに対して200~240語程度のエッセイを書く形式です(※年度や回によって若干の変動がある可能性があります)。
トピックに関連するキーワードや視点が複数提示され、その中から2つ程度を選んで議論を展開するよう指示されることが多いです。
1-2. 採点基準
採点では主に以下の観点が評価されます。
内容 (Content):与えられたトピックに対してどの程度深く・的確に論じているか
構成 (Organization):文章構造が明確か、一貫性のある論理展開になっているか
語彙・文法 (Language):英語表現の幅と正確さ
形式 (Style and Register):エッセイとしてふさわしい文体・段落分け・単語数の順守
このうち「内容」と「構成」は大きなウェイトを占めるため、「主張→根拠→具体例」の流れを明確に示すことが重要になります。
2. 「(1) 主張、(2) 根拠、(3) 3つの具体例」の構成を活かした書き方
2-1. 主張(Thesis Statement / Introduction)
導入段落(Introduction)の冒頭で、自分の立場を明確に示します。
例:「I strongly believe that …」「In my opinion, …」「It is evident that …」
主張(Thesis Statement)は、エッセイ全体の方向性を示すものなので、できるだけ簡潔にまとめてください。
2-2. 根拠(Main Reasons / Body)
主張を支える根拠を挙げる段落を用意します。
英検の指定があれば、その中から選んだキーワード(例えば “economy”, “education”, “environment” など)を論点として設定し、根拠を示すとよいでしょう。
1つまたは2つの主要な根拠を挙げる場合もあれば、複数の視点から挙げることもあります。
2-3. 具体例(Supporting Examples)
根拠を裏付ける具体的な例を示します。
3つの例を挙げるというセオリーがよく言われますが、字数制限(200~240語)を考慮すると、「2〜3つの明確な例を挙げる」のが無理のない形でしょう。
具体例は以下のようなタイプに分かれます。
個人的な経験・身近な事例
社会的・歴史的事象の例
統計データや有名な研究結果(数字が入るとなお説得力が増す)
2-4. 結論(Conclusion)
エッセイの締めくくりとして、主張の要点を再確認し、簡潔にまとめます。
新たな情報は結論部分で出さないようにし、イントロとの一貫性を保つのが大切です。
3. 傾向と具体的な対策
3-1. よく出るテーマ・時事的トピックを把握する
英検1級では社会問題・国際情勢・環境問題など、抽象度が高く、意見が分かれやすいトピックが頻出です。
過去の出題例:
「グローバリゼーションは社会にとって有益か」
「人工知能の進歩は人間社会に良い影響をもたらすか」
「大企業への課税を強化すべきか」
「大学の学費無償化は妥当か」
日本語でも構わないので、これらのトピックを日頃から調べ、意見をまとめ、英語で要約できるように練習しておきましょう。
3-2. 語彙強化
1級ではアカデミックで抽象度の高い語彙が出題されがちです。
英字新聞や時事英語教材を読み、ライティングで活用できそうな「社会、経済、環境、政治」などの分野の単語・表現を意識的に集めておくと有利です。
3-3. 論理展開・構成の練習
最初から200~240語のエッセイを書くのは大変なので、短めのパラグラフ練習から始め、徐々に単語数を増やしていくと良いです。
イントロ→ボディ→結論という3段落(または4段落)構成に慣れておくと、本番での対応がスムーズです。
3-4. 添削・フィードバックの活用
自分の書いたエッセイを客観的に評価してもらうと、弱点や癖をつかみやすくなります。
学習仲間や講師に内容、構成、言語面でフィードバックをもらうと効果的です。
3-5. タイムマネジメント
試験本番ではライティングにかけられる時間が限られています。
あらかじめ「1段落を何分で仕上げるか」の目安を決め、下書きと推敲にかける時間配分を練習で確立しておきましょう。
本番での見直し時間(数分)を確保できるよう、少し余裕を持って書くのが理想です。
4. まとめとアドバイス
構成は「(1) 主張 → (2) 根拠 → (3) 具体例(2~3個)」という流れが有効。
与えられたキーワードを取り入れながら、社会的な視点や統計データなど説得力のある例を用意する。
イントロと結論の一貫性を重視し、新情報を結論に持ち込まない。
過去問研究・時事トピックのインプットでテーマに対する語彙と知識を増やす。
短めの英文から段階的に練習し、最終的に200~240語のエッセイを仕上げる練習を繰り返す。
これらを踏まえて対策を進めれば、英検1級のライティング試験でより高得点を狙いやすくなります。ご健闘をお祈りしています。