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美容室開業前の軌跡15
こんにちは。 PERCUTの川口です。
今回からは店舗内装工事について書いていきます。
まず工事の依頼の方法なのですが、設計士と工務店がセットで依頼する方法と、設計士と工務店を別々に依頼する方法があります。
僕が当時ネットや本を読んで調べた感じで、セットで依頼する方が手間は少ないが割高になりやすく、別々で発注すると設計士と工務店がお互いの相場を擦り合わせたりするので安く仕上げられる。
みたいなことが書いてあり、後者でやろうと考えていた。
色々独立の話しをしていた時に学生時代の知り合いの女性の婚約者が設計事務所に勤めていて、その彼が自分で一から店舗をデザインしてみたいのもありお金はいらないから設計しようかと言って貰えたので、是非にと思いお願いした。
すごい良い流れに感じられるかもだがここからが大変だった。
実際知り合いみたいなものなので、リアルな相場や工事の実態の話しを聞けたので凄くプラスになったことももちろんあった。
だがまず本業の合間にやってもらうので仕方なくはあるが進みが遅いのである。
そして提案されたデザインは僕はメンズらしく黒やコンクリ基調としたイメージと伝えたのだか、真っ白なデザインが提案された。
僕のイメージよりも明らかに本人のやりたいデザインなのである。
無償で忙しい中やってもらってるが故に言いづらくはあるのだから意見を伝えて、お互いの折衷案にしていくのだがその間にも時間はどんどん過ぎていく。
すでに物件は決まっているので急がないと家賃が発生してしまうのたが、相手は仕事の合間に作業をしてくれている上に無償なので急かすのにも限界があるのである。
家賃発生に焦り、一緒に働くスタッフも待たせている中、設計をできる限り急かしながらすすめていった。
やっと仕上がったデザインを設計士が3つの工務店に投げた。
見積もりも2週間くらい待たないとなのだが、このまま行けば家賃は半月分くらいの無駄にはなるがなんとかなりそうだ安心した。
だが2週間後に上がってきた見積もりは全て想定の倍くらいの金額で予定より数百万高く、お金が足りないのだ。
これでは工事が始められない。
ここで何もできない状態で家賃発生をし続ける事が確定し、同時に工事の段取りは1からでいつ終わるか分からないどころか、予算が完全に足りなくて出店出来ない可能性まで出てきたという絶望的状況になってしまうのである。
続く〜
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