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名建築がまた休館「鳴門市文化会館」
こちらの写真をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78199451/picture_pc_699b4489963b2bf53eec98638963c18a.png?width=1200)
日本にあるとは思えないような、なかなかフォトジェニックな建物ですね。
こちらは、「鳴門市文化会館」
残念ながら、昨年に休館してしまい中は見ることができません。
ですが、幸いにも"休館"です。
"閉館"ではありません。
取り壊す話もあったそうですが、新築よりも既存建物を改修した方が金額的に安くすむためとのこと。
鳴門市文化会館は、1982年の開館から38年が経過し、耐震性能の不足や建物、設備等の老朽化が進んでいる状況です。今後も施設を安全・快適にご利用いただくため、耐震化及び設備機器等を含めた大規模な改修を実施する方針で検討しております。
それでも、"改修を実施する方針で検討しております"ということで、解体の方向に進む可能性も残っているような書き方…。
はたまた、改修に決定したとしても、このカッコいい建物を台無しにしてしまう改修をすることがないようにしてほしいですね。
倉敷中央斎場の建替えは残念な形になりそうです。↓
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78200721/picture_pc_976acc6a3861529eff61b7be1f1e93a6.png?width=1200)
改修前にぎりぎり訪れた時の写真を↑以前の記事に載せていますので、ぜひご覧ください。
倉敷中央斎場や鳴門市文化会館を始め、この頃の建築は本当に好きです。(いくつか記事を↓に載せます。)
職人、施主、設計士や地域の人までが一丸となって良いものを作ってやる!という心意気が感じられます。
しかし、老朽化や維持費の都合で解体されていく運命のものも少ないです。仕方が無いとは思いつつも、日本よりも海外の国の方が、既存の建物や歴史文化を継承していく意識が当然のようにあるように思います。(日本の大学で教える建築教育にも問題があると、個人的に感じています。)
「鳴門市文化会館」を設計した建築家、増田友也氏の企画展が今月の15日までやっています!この機会にぜひ、当時の人々が熱い想いを込めた建築に思いを馳せて、訪れてみてはいかがでしょうか。