モザンビークの民芸品
皆さん、お疲れ様です。
仕事から家に帰り、もうすぐ2歳になる息子が、↓こちらの木工品で遊んでいました。
学生時代にモザンビークの留学生がお土産にくれた木工品です。特に有名な作家の作品というのでもなく、ほんとうに素朴な民芸品です。湿気によってフタが閉まらないことも多々あり、精度は低いです。
しかし、この木工品に精度の低さは問題ではありません。精度が気にならないほど、このサイズ感とフォルム、色合いが気に入っていてずっと小物入れとして使い続けています。無垢の材(材種不明)を削り出しており、ほどよい重量感もあります。
精度の高い大量生産ものの雑貨で憎悪なデザインの物よりもよっぽど良いし、結局はこのモザンビークの民芸品のようなものが捨てることもなくずっと使い続けられます。人の手の温かさがこもったものには魂が必ず宿ります。
ちなみに、世間では民藝100年ということで民芸品がまた盛り上がりを見せています。
そして民藝といえば、「芹沢圭介」、「芹沢圭介」といえば「石水館」、「石水館」といえば「白井晟一」
私の好きな建築家である白井晟一が出てきました。
日々のスケッチの中で、白井晟一に関するスケッチは一番していると思います。
「芹沢圭介美術館」の隣には教科書にも出てくる「登呂遺跡」があります。白井晟一の設計した貴重な建物は、残っているものが少ないのでぜひ行ってみてください。
最後に芹沢圭介のエピソードで、心に残るエピソードが『世界の美しい民藝』という本に書いてありました。
確かに、私も街や山中を歩いていて良い建築をたまたま見つける時にも、建物の方から電波というかオーラが送られてきます。常にアンテナを張っていなかったら、見つけられないままだったでしょう。
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