脱サラをして独立開業
35歳時、ストレス過多だったのか、「このままこれで終わって良いのか」症候群なのか、コンプレックスの塊の自分に嫌気が差したのか、どれが大きな原因だったのか、これらすべてが原因だったのか、、、。
モデルのスカウトを蹴ってまで就職した会社を退職しました。
アロマセラピストになる
僕が退職する前から自宅でアロマテラピーのサロンを始めていた妻に合流する形で、僕もアロマセラピストとして活動することにしました。
今考えても無謀 笑。
なぜその思考になったのか、それほど会社勤めがストレスフルだったのか、、、。こんな僕のワガママを「なんとかなるんちゃう」の一言で認めてくれた妻に感謝です。
主夫になる
とはいえ、「男性セラピスト」ってそんなに需要があるわけではなく、2年間妻に食べさせてもらいました。その代わり、主夫として家事に奮闘しました。ちなみに僕には一人娘がいまして、当時は小学校4年生。学校の行事や面談なんかはすべて僕が行ってました。
自分がお金が稼げないということがどれだけ自尊心を傷つけ、情けない思いをさせられるのか。それがいわゆる昭和の時代の「男たる者」という価値観の亡霊だと気づくのは当時からするとだいぶ遠い先ですが、その頃はまた自分が小さくなっていく感じがしました。
スキンヘッドになる
主夫をしていると、お金を稼ぎ出さないので自分にお金をかけることなんてできないというマインドになります。結果、ハゲも進行してるし、自分で手軽にできるスキンヘッドにしました。その分、ヒゲを生やしたほうがサマになるかなぁと思ったので、ヒゲを伸ばし始めました。そこから見た目は今に至ります。
なんだかいい感じになる
たった「スキンヘッドにする」だけなのに、あんなにハゲが、そこに注がれていたかもしれない視線が、全く気にならなくなりました。これ本当。
そして、たったこれだけなのに少し自分に自信が持てるようになりました。人からの視線が気にならなくなったってことで、人と接することへのハードルが下がりました。
結果、僕のアロマセラピストとしての仕事も増えてきて、会社員時代より収入を夫婦二人で稼ぎ出せるようになったんです。その頃には「たつやさんてハゲてましたっけ?」と言われることも出てきました。「好みでその髪型してるだけでハゲてるとは思いませんでした!」って。おいマジか、そんな事ある??
人って例え小さくても自信を積み重ねていくと、オーラが大きくなるのか、態度が大きくなるのかわかりませんが、とにかく人から認められるようになってくる。そして、あのトルコでの出来事につながります。