繊細な気持ちを正直に表現できる男
美味しいrakuenができるまで〜沖縄県今帰仁村移住日記 移住412日目
選抜高校野球が無事に開催され、サッカー・オープン戦・ゴルフに大相撲とスポーツ界が賑やかになっている。オリンピックについては様々な意見があるようだが、スポーツが持つ力でコロナを吹き飛ばすというような科学的根拠もないことを言うつもりはないけれど、選手の汗と涙と勇気をぜひ見たいものだ。
あまりにも併読が多く読了させるのが遠のくのが僕の癖だけれど、この癖は大学生の頃からだからやめられない。自分のために読んでいるのだから急ぐことなんて全くなく、興味をそそる本がどんどん出てくるから併読が進む。下手すると何を併読しているのかも忘れるくらいだからちょっと病気に近い。
併読の一番よくないのはミステリー、ストーリーがわからなくなって誰が誰だかごちゃごちゃになるからこればかりはお勧めできない。
あとは冒険小説、これは併読できない。ぐいぐい引き込まれてそのまま読み続けちゃうからね。
さて、久々に併読本から読了本になったのでちょっとメモします。
若林正恭著、僕はこの名前を見て全くピンと来なかった。本のタイトルにピンときた。「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」おお!なんと気になるタイトルなんだと数ページ立ち読みすると見た事がある顔がグラビアページに映っていた。そう!若林正恭とはオードリーの若林くんではないですか。
おいおい、それ知らないのお前だけだよ・・・・はいすみません。
その若林くんが描いたキューバへの旅行記がこれ。
失礼ながらタレントが書いた(または書かせた)本かと思いきや、非常に文章表現が上手でぐいぐい引き込まれる。
僕はキューバへは行ったことはないけれど、はじめて足を踏み入れたアメリカの事やメキシコのことを思い出した。そして、その踏み入れた小さな挑戦についてこれだけ表現ができたかというと、あの頃の僕には不可能だったと尻尾を巻いた。
彼の場合は文章表現だけでなくTVでの進行やコメントのうまさもその辺にあらわれている。おそらく繊細な気持ちを正直に表現できる男なんだろうな。