商売心得帖「魂を入れた値段であれば」
今帰仁村今泊集落に「おちゃ と おさけ と ごはん。Imadomare(いまどまーれ)」ができるまで〜沖縄県今帰仁村移住日記 移住575日
横浜の友人のMさんのfacebook投稿は、僕にいつも刺激を与えてくれる。
先日、彼の投稿で“稲盛経営12か条”にある「値決めは経営」について書かれていました。
「値決めは経営者の仕事であり、経営者の人格がそのまま現れるものである」と・・・。
まさに、新しいお店を開店するにあたり、提供するサービスの値決めの基本を考えていたところで、その内容にガツンと来ました。
僕の前職は印刷業。
僕以外の経営者よ営業マンは素晴らしい方々が揃っているので、そのようなことはないと思いますが そのころの僕の値決めには全く魂は込められていませんでした。
一定の公式に当てはめた積算。それに○○%をかけて提出 高いと言われれば値引き 言われなければそのまま!そんなやり方でした。
もちろん、競争もあるので積算は真剣にやりますが その真剣さに魂がこもっているかといえばそうではなかったと思います。
ずいぶん前ですが ある時、Mさんから松下幸之助の心得帖三部作を頂戴しました。本を読むのが好きな僕でしたが、横浜から川崎への引っ越し 前職の会社をたたむとき そして沖縄へ来たときに9割近い本は処分しましたが 彼からもらったこの本やよく彼と話をしていたときに紹介してもらった本は今でも大切にしています。
商売心得帖に「魂を入れた値段であれば」と言う章があります。
自分が提供するサービスの値段を決めるときに、どんな価値をプラスして値決めをするのか。それがお客様に納得していただける価値なのか そうではないときにしっかりと説明ができるのか。
コーヒー一杯 ビール一杯であっても 自分のお店はこういうお店で それが値段に表れているんですと言えるようになりたい。
それは、高いとか安いとかとは違うものだと思う。
などと考えながら 店で試作を作り 食べる。
今夜の試作は
タコのフーチバーソース
豚ロースと今帰仁産エリンギ
デザートは、チェリーケーキ