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ミチョアカン、モレリアの小さな村カップラの焼き物 #1

ミチョアカン・モレリアに、カップラという小さな村。 ミチョアカンを訪れる観光客には見過ごされるか、知られていないところです。 人口約1500人のこの小さな村は、先祖代々のプレペチャの陶磁器遺産を静かに守り続けています。
ガイコツのオブジェ、カラベラ人形の産地でも有名です。

そう、カップラはミチョアカンの州都モレリア郊外にある有名な町です。
ほとんどが先住民のプレペチャ族であると言われています。


陶器売りの露店、中では陶芸家の実演を見れます。

プレペチャの言語と文化はカップラに強く残っており、陶器と陶磁器の伝統で知られ、この地域のメイン産業です。

死者の日、カーニバル、守護聖人祭などの伝統的なピュレペチャのお祭りが、独特の音楽、踊り、食べ物、儀式で今も祝われています。

カップラの陶芸家たちは、鳥や蝶などの動物の置き物、オブジェも作っていて、鮮やかな色彩と細かい模様で装飾されています。

置き物、オブジェのほかにも、伝統的なデザインと鮮やかな色彩で飾られた飾り皿や食器も生産しています。

庭や屋外スペースを美しく彩る装飾的な陶器の植木鉢を作る人もいます。 カップラの伝統の陶器は何世代にもわたって受け継がれ、現在も地域の重要な収入源になっています。

先住民のプレペチャ文化は、スペイン人が到来する何世紀も前からミチョアカンで栄えていました。
高度なセラミック技術とエレガントな幾何学模様のデザインです。
伝統的なプレペチャ陶器は、主に料理、貯蔵、給仕などの生活のかかせない用途のために生産されています。

現在、カップラは、手作りの陶器は家族の工房を通じて、この遺産を受け継いでいます。
地元の粘土鉱物を利用した古代の技法が、カップラ独自のスタイルを生み出しています。

実用的な陶器だけでなく、仮面や置物、動物の彫刻など、プレペチャの神話や文化に根ざした装飾品も制作しています。
プレペチャの雨の神クリキャウエリの粘土彫刻は、最も象徴的なものです。

恐ろしい仮面と羽毛の頭飾りをつけた立像の神クリキャウエリは、生命を与える雨と破壊的な嵐のバランスを象徴しています。

カップラで作られる陶製のクリチャウエリの仮面は、好天を祈る地域の舞踊儀式で使われます。
もうひとつの伝統的な姿は、ナフアル(霊獣)。ナフアルは動物の姿をした人の魂を表しています。
陶器に彫られたり描かれたりして、人間と動物の特徴を組み合わせた幻想的な生き物になることが多いです。

カップラの陶芸家たちは、ウサギ、アルマジロ、フクロウ、カメなどのナフアルのフィギュアを制作し、家庭に飾っています。

カップラの工房では、ドワーフに似た角の生えた冥界の存在、クルヒカウリも陶器で描かれています。
これらのミニチュアには、狩猟や漁業といった伝統的な活動が細部まで丁寧に描かれており、古代のプレペチャの生活を垣間見ることができます。


カップラ陶芸家からの陶器の買い付け代行サービスをしております。

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