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大学院で学んだことが、仕事でどう役立ったのか

Tatsuro Sugiです。

私は20代後半から
「熊本大学大学院教授システム学」に
科目等履修生として入学し、
昨年3月に博士前期課程を修了しました。

「教授システム学」とはどんな学問か。

”効果的”・”効率的”・”魅力的”に
「人が学ぶとは?」を考える学問

そのように私は捉えています。

クラスメイトは教育関連はもちろん、
医療・人材育成・キャリアコンサル・起業家
など、バックグラウンドは実に多彩でした。

私は大学院を修了後は少し迷いつつ、
訪問介護・訪問看護のDX化を支援する
ベンチャー企業に転職しました。

キャリアアップの文脈で、
大学院進学を考えている方も多いと思います。

私は看護学校で教員をしていたのですが、
当時はいずれ大学で教員を考えたこともあり、
大学院への進学を考えていました。

結果として、
教員ではなベンチャーへ転職してます。

大学院で学んだことは
教育に関することだから、

意味がなかったのか・・・?

というと、決してそんなことはなく
むしろ大いに役立っていると感じています。

確かに、学生指導や医療職の人材育成に
直接関われる機会はなくなってしまいました。

熊本大学では、研修や授業は
パフォーマンスを高めるための
一つの手段であり、ゴールではないことも
学びました。

ナレッジマネジメントやジョブエイドなど
さまざまな選択肢を状況に応じて
使い分けることも大切です。

そして一番の収穫は、
修士論文を書くことを通じて、

「課題は何なのか」

を深く考えるクセがついたことです。

これらの学びは顧客に向き合う上で、
私の考える土台となっています。

How toというよりは、

考え方

これが大きく変わったことを
実感しています。
もちろん、まだ入社して5ヶ月であり、
これからも学び続けていく必要があることは
言うまでもありません。

大学院に入学する価値は、
何か資格が得られるとか、
スキルが身につくことにあるわけではないと
感じています。

理論を学んだり、
先生やクラスメイトと議論したり、

修論を執筆する過程で
思考して言語化する力が磨かれた
ように思います。

話を戻すと、大学院で学ぶ価値は、
「年収アップ」とか「昇進」とか
そういった話ではなく、
普段の仕事の中で
ふと感じられる瞬間
にあるように思いました。


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