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換毛期のしば犬の丸まった尾と背中

 恋しいもの

 換毛期のしば犬の丸まったしっぽと背中。
その背中が、ピタッとくっつくの一歩手前のサワっとくっつくで、私の背中に触れていて、そこでねむろうとする。でも、私が眠りに落ちるまでは、完全には眠らない。



 恋しくてたまらなかったのに、忘れていたものが、そこにあって。目が覚めて。

 なんで、毛が抜けてたんだろ。あれをポスポス抜くの好きだったな。秋が来たよーって意味なのかな。


 今日は、りゅうたの誕生日だったね。忘れかけていてごめんね。

 夢に出てきてくれてありがとう。夢なのに背中があったかかった。



 そう思っていたら、妹から電話がかかってきて、私の悩みのモヤモヤを晴らしてくれて、これもきっと、りゅうくんのさしがね。

 ありがとう。


 君のような存在が、この地球で生きるにはみんなに必要なんだよ。今はもう、素晴らしいところにいるのにさ、この世のことで心配かけちゃって、ごめんよ。

 君がいる時は、君をみてると、シンプルに生きるってことを思い出せてさ。軌道修正できていたのにね。

 手放して、シンプルに考えること練習するね。

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たつりころも
学校の先生も保護者もしあわせになって、こどもたちが笑っている。そんな日本になるように。経験を基にした小説を書きたいと思っています。いただいたサポートで、チョコレートを食べて、執筆頑張ります!