東岡崎、西尾ツアーに行って来ました。東岡崎編
東岡崎ツアー編
都市経営プロフェッショナルスクールの8期の受講生さんに混じって岡崎、西尾ツアーに行って来ました。
岡崎は、8期の受講生でもある柏木さん、小林さんにガイドいただき、西尾は同じく受講生の牧さんのお店にお邪魔させて頂きました。
岡崎は、QURUWA戦略で有名で、これまでも沢山事例紹介でお話を聞く機会がありましたが、実際に岡崎を訪れるのは初めての経験でした。
はじめてのこだまに乗っていざ岡崎!
鎌倉から岡崎までは小田原から新幹線こだまにのり、豊橋まで行き、そこから名鉄の特急に乗り、東岡崎駅まで、行きます。
今回初めてこだまにのりましたが、こんなにも,新幹線の駅って沢山あるのかと言う事を実感しました。いつもは望みで新横浜の次は名古屋だったので、新鮮な経験でした。
名鉄の特急も、特急列車と普通列車が連結されていて、最初、特急料金かかるのか?と思い、思わず駅員さんに聞いてしまいました。
ところ変われば同じ日本でも、違うのは面白いなと、乗り鉄の気持ちが少しわかる気がしました。
家康像前で集合!
東岡崎に着き、駅前のペデストリアンデッキの家康像の前で集合しました。
乙川、桜城橋
そこから、乙川沿いを歩き、桜城橋に向います。
桜城橋を渡ります。
桜城橋は、人道橋で、なんと公園という扱いで、管理をしているのは公園緑地課です。地元の木材を使っていて、メンテナンスも地元の人たちがしているそうです。本日の目的の一つである篭田公園に続くプロムナードの起点になっています。
岡崎城へ
続いては、岡崎城に行きました。
岡崎は八丁味噌の産地で、こんな感じで2年熟成させて作るそうです。そして実際はかなり大きな樽でつくるそうで、石垣を積むように石を積み上げるのは職人技ですね。
中心市街地へ
みどりや 松井さん
この焼き芋屋をしている怪しいTシャツを着ているおじさんはなんと商店街の業界ではまちゼミで有名な松井さんです。お店は、コスメショップですが、お店の約半分がボックスショップになっています。最近よくボックスショップをやっているところを見かけますが、松井さん曰く、ボックスショップは100個程度ないと経営が成立しないとのことです。これだけのボックスショップが集まっているのは初めてみましたが、壮観です。
なぜボックスショップをやっているのか?それは、次の世代の若手を育てるための仕掛けだとのこと。
焼き芋も本当に美味しいのですが、食べ歩きをする時に食べやすいサイズでありますが、実は、鹿児島で規格外となる小さいサイズのものを仕入れているそうで、価値がないものに価値をつけるということで、商売人としての知恵を教えてもらいました。
これまで岡崎市の取り組みは行政側のQURUWA戦略とそのカウンターパートとしての自治会との関係の話は聞いていましたが、岡崎の町は、商人の町で、それが高度成長で最盛期を迎えてその後の衰退で地元の人たちがいち早くその危機意識をまちとして持ち、行政と一緒になりながら、再生してきた歴史がベースにあるということを松井さんのお話を聞いてよくわかりました。そして、案内いただいた柏木さんたちの世代が今元気に町を盛り上げているのも、松井さんたちの世代が物分かりがよく、若い世代が活躍できる土壌を作って、邪魔しない環境を作っているからだと改めて思いました。
今、いろいろなところで世代交代が課題になっていますが、やはり大人がちゃんと考えて、次の世代を育てる場所が、数年経って、若い世代が育つところが強くなっているなと思うと、岡崎の強さの秘訣を知れた思いがします。
Okazaki Micro Hotel ANGLE
次に案内いただいたのは、1階がカフェ・ラウンジになっているマイクロホテルのアングルさんです。こちらも、街を歩いていたらたまたますれちがったことで、ホテルの中まで案内いただきました。こちらは元々カメラ屋さんだった建物をリノベーションしたものです。岡崎のリノベーションはstudio36さんがデザインをしているものが多いとのことで、この後いく物件もみなテイストが揃っているので、それもまた素晴らしいなと思いました。
お目当ての籠田公園へ
岡崎のリノベーションの象徴とも言える籠田公園と中央緑道に辿り着きました。が、既にここまで大幅に時間オーバーなペースで進んできましたので、お目当ての籠田公園はさっととおり過ぎる感じになってしまいました。
と思いきや、公園に面するCoffee.TO.のオーナーの伊藤さんが出てきてくれて、公園に面してカフェを創って、運営することに対する課題とそれにどう対応してきたかを詳らかに教えていただきました。
ツアーガイドの柏木さん、小林さんのお陰だと思いますが、会う方、会う方が個性的でそれぞれ熱い思いを持った方で、本当にいつまでもお話をお伺いしたい人ばかりに出会えた、岡崎は本当にすごい街だと実感しました。
中央緑道とエリアリノベーション
オガールのランドスケープを担当されたオンデザインの長谷川さんがデザインした籠田公園と中央緑道、その先に冒頭の人道橋の桜城橋のプロムナードは行政が整備したものですが、その両脇はリノベーションでできたお店ができていて、公民連携は、単に一つの施策で出来るものではなく、幾重にも折り重なることで、実現できるものなのだと実感しました。
ありがとう岡崎!
以上で岡崎の視察ツアーは終了になります。ここまで心も、お腹もいっぱいなのですが、ツアーはここで折り返しで、ここから西尾市の幡豆に向います。
ここまで案内頂いた柏木さん、小林さんありがとうございました!
続きはまた次回に