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これから大学を目指す君たちへ②

これから大学受験を迎える君たちが何を考えなくてはいけないのかを、30年前に受験生だった自分が振り返って、もう一度考えてみたいと思います。

大学受験より前に大事なことは、それは、人生そのものだと言えます。
大学は、手段であって目的ではありません。
自分の人生は1度きり、限られたリソースを何につかうのか?
それに向き合うことが大事だと思います。
40代の後半になった今でも、それに答えが出ているわけではないので、正解を見つけることよりも、何かと比較してこの選択がベターであるとか、その時の自分にとってはベストと思える選択ができるかどうかが重要ではないでしょうか?

理想を言えば、大学に入る前に、
やりたいことと職業は別にすべきなのか?
稼ぐこととは
職業はどういう分野があるのか?
世界はどうなっているのか?
という問いを立てることが良いのではと思います。

16歳という年齢の、その時の狭い世界の中で、世界や社会、そしてどんな職業や自分が将来どうなるかなんて、まるで想像がつかないと思います。

しかし、その4年後には、就職活動が始まり、その時の自分のアビリティに応じた会社に採用されなければなりません。もちろんそれ以外の選択肢もたくさんあるので、それだけが唯一の道ではないですが、その時になってから初めて考えるのでは遅いのです。

30年前と変わったことは、情報量だと言えます。情報化社会になることは予見されていましたが、なんでも調べればわかる時代に何を学ぶべきなのでしょうか?

今思うのは、それは「人とのつながり」なのかもしれません。
・袖振り合うも多生他生の縁
・一期一会
・人間万事塞翁が馬
人生何が起きるかわからないものですが、チャレンジしてみないことには、何も起きません。
何かに頑張って向かっていく姿勢があることが、人生にとって一番大事なことだと思います。

一生懸命に突き進む姿は潔いので、日本人的には好ましい姿のように思いますが、ビスマルクの名言「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」のように、歴史に学び多くの経験を身につけることが重要だと言えます。

表面的なことは、ネットを検索すれば、大概のことがわかるようになりました。それゆえに、深く理解すること、問いを深めるような経験が重要で、それができるのは、やはり人とのつながりが大事だと思います。

これは30年経験してみて感じることです。
投資と同じように、小さいことを繰り返し、少しづつ成長させることこれを繰り返しできるかどうかに、人生は大きな差を生むことになります。若い時の差はそれほどないように見えますが、それができる人とそうでない人で大きな差になります。

つまり大学受験とは、それができるかどうかを試される場所であり、ゴールに向けた正しい努力を継続できるかどうかなんだと思います。最後の試験に合格するかどうかは、結果でしなかなく、そのまでのプロセスをしっかり出来たかどうかが、その後の人生を大きく左右するのではないかと思います。

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