愛車を手放して思ったこと
ずっと愛用していたジムニーを手放したとき、正直なところ不安もあった。車は便利な道具で、まるで自分の相棒のような存在だったからだ。
山へ散歩に行くにも、遠くのお店までコーヒー豆を買いに行くにも、いつも冒険気分でジムニーに乗って出かけていた。
しかし、生活環境が変わり、ジムニーとのお別れの時を迎えた。
移動手段が変わって気づいたこと
車を手放してからは、自転車と公共交通機関が主な移動手段になった。
自転車はクロスバイクで、ちょっとした距離ならほとんどこれで移動している。
遠出する際にはバスや電車を利用するようになり、不便さを感じることも。特に、天気が悪い日や時間がタイトなときは「やっぱり車があった方が楽だな」と思うこともあった。
新しい発見もあった。
自転車で移動すると、足の筋肉が鍛えられているのが実感できたし、歩く量も明らかに増えた。運動量が増えたおかげで、体重も減り、健康面でのメリットを感じている。太ももを鍛えるとダイエットに効果があるというのは本当で、思わぬ副産物だった。
歩くことで気持ちも変わる
身体の変化とともに、精神的な変化も大きかった。
歩く量が増えたことで、自然と気持ちが前向きになるのを感じた。
歩くことで頭がクリアになり、考えが整理されやすくなったように感じる。アイデアが思いつきやすくなったのも大きな収穫だ。日常的に歩く時間を持つことが、こんなにも心に良い影響を与えるとは思わなかった。
金銭的な変化と安心感
車を手放して一番大きな変化は、金銭面の負担が減ったことだった。
車代という固定費がなくなった分、毎月の出費に対するプレッシャーが和らいだ。もちろん、公共交通機関の利用に多少のお金はかかるけれど、それは車の維持費に比べれば微々たるものでしかない。
この「固定費が減る」という事実は、思っていた以上に精神的な安心感を与えてくれた。
車を手放した先に見えたもの
確かに、車は便利すぎる道具だ。
だからこそ、手放すのは簡単なことではなかった。
でも、その便利さに頼りすぎる生活から一歩離れてみると、見える景色が変わる。歩くことで身体も心も健康的になり、日々の移動が「ただの移動」ではなく、「ちょっとした冒険」に変わった。車を手放すという選択は、新しい発見をもたらしてくれたのだ。
これからも、車を持たない生活の中で新しい発見を続けていきたいと思う。車がなくても、楽しめることや学べることはたくさんある。むしろ、車を手放したからこそ気づけた「新しい生活の楽しみ」が、今では僕の人生を豊かにしてくれているのかもしれない。
ありがとう ジムニー