官僚の働き方改革にはパワハラ・セクハラ対策も大事だなと思う件について
パワハラ、セクハラをしても、総合職というだけで出世して幹部になれる仕組みは変えるべき。
【文科省 / 40代男性】
相変わらずパワハラが横行している。激務でも人間関係が良ければ官僚は働く。
【国交省 / 30代前半男性】
部下へのパワハラが横行していた現場を私は何度も見ていました。
【総務省 / 20代後半男性】
僕は「官僚の働き方改革を求める国民の会」の代表をやっている廣田といいます。
家族に官僚がいて、その人の働き方をなんとかしたいと思い、超党派で国会議員の方々への働きかけをやっています。
これらは2019年6月に当会で実施した「官僚の働き方改革アンケート」に集まった1,006件の回答から抜粋したものです。
ひどい。本当にひどい。
ふざけんなよ、と。
「生産性向上のために心理的安全性が大事」というのは、僕の本業であるWeb・スタートアップ業界ではもはや常識です。
参考:グーグルが突きとめた!社員の「生産性」を高める唯一の方法はこうだ
それが!心理的安全性どころか!!パワハラ!!!
まずはいち官僚の家族として、ふざけんなよ!と。冒頭のコメントの人にだって家族がいるわけで、他人の家族にパワハラしてんじゃねーよ!と。
そしていち納税者としても、生産性を下げるの勘弁してよ、と。パワハラなんて辞めて良い仕事してよ、と。
そう思うわけです。
構造を憎んで人を憎まず
でも一方で、個人を責めても仕方ないなとも思ってます。
だって、驚くほど激しい労働環境ですから、官僚の人たちって。
例えばこれ。2019年6月に官僚の働き方改革をテーマに1,000人からの回答を得たアンケート結果です。
4年前に過労自殺で亡くなった高橋まつりさんと同等以上の長時間労働をしてる人が約7割。
なかには月に300時間以上の残業をしている人もいました。土日も含めて毎日15時間労働ってことです。
やばくないですか?
鶏が先か卵が先かみたいな話はあると思うんですが、そのストレスを誰かにぶつけてしまう、という構造があるのは理解できるんです。
360°評価の取り組み、素敵!
そんな折、こんなニュースが流れてきました。
参考:「上司を評価」全省庁で ハラスメント防止へ今秋から:日本経済新聞
これ、めちゃめちゃ良い取り組みじゃないですか!!!
部下からの評価が査定にカウントされる事は、パワハラ抑止力になるはず。そしてそれは、生産性の向上にもつながるはず。
まあもちろん、この手の人事施策って、形骸化して、当初の狙いどこいった?みたいになるのも「あるある」です。なので導入しただけじゃなんとも言えない。
でも、変化を起こそうとしている姿勢が素晴らしいなと僕は思います。頑張ってほしい!
最後に
もしこのテーマで取材されたいメディアの方がいたらお声がけください。
アンケート結果を全力でご提供します。↑に紹介したコメント以外にも、パワハラ・セクハラ関係でかなりエグいコメントがあったのでそれとか。
他にも、取材協力してくれる現役・元官僚の方をご紹介できるかもです。お声がけください!